岩石蘭(ガンゼキラン)
数年前の、NHKドラマ,植物学の父、牧野冨太郎をテーマにした「爛漫」を見てから,ずっといつか,行ってみたいと思っていた牧野植物園。やっと念願叶っていくことができました。
今回はただ見学するだけでなく、事前に願いをし、お約束を交わした上で、撮影許可をいただいての訪問です。
植物園という場所柄、撮影には当然しっかりとしたルールがあります。
「植物には絶対に触れない」「もちろん、柵の中には入らない」
言葉にするのは簡単ですが、いざカメラを構えてファインダーを覗くと、限られた位置からしか狙えないため、これが案外大変でした。周りのお客様の邪魔にならないよう、常に周囲に気を配る必要もあります。
しかも季節柄、園内にはあまり花が咲いておらず、撮影できる場所を探すのにもとても苦労しました……。
しかし、そんな厳しい制限と環境のなか、何点か納得のいく写真を収めることができました!
そのうちの、とっておきの一枚がこちらです。
「岩石ラン(ガンセキラン)」
自生地の減少などで、今ではなかなかお目にかかれないとても珍しい植物。黒い背景に、凛と伸びた茎と鮮やかな黄色の花びらが美しく浮かび上がっています。
撮影条件が厳しく、たくさん数を撮ることはできませんでしたが、こうして貴重な姿を美しく残すことができて、本当に良かったです。案内してくださり、撮影を許可してくださった植物園のスタッフの方々には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
不自由な制約があるからこそ、一枚の一枚のシャッターに込める想いが強くなる。そんな写真の奥深さを改めて実感した一日でした。
