30年前、私は、青年海外協力隊でアフリカのザンビアという国に派遣され、薬剤師をしていました。
まだ、日本でも一人前とは言えない未熟ものでした。
当時、日本はバブル期で、絶頂期で、ものが溢れていました。
しかし、ザンビアでは、ものがないのは当たり前。
病院なのに、薬が無いのも日常茶飯事。
代替案がないこともしょっちゅう。
現地語で、まず、覚えたのが、
ウムチ タクリ。
ウムチ(薬) タクリ(無い)
まさか、
日本で、
ウムチ タクリ になるとは…!
現在、日本では、ジェネリック薬品をはじめ、
さらに付随して先発品もない物があります。
注文しても、未納のFAXばかり…
そして入荷未定
去年の夏くらいから注文して入ってこないものもあります。
去年は、コロナ禍で、原料が海外のために、流通がストップしてしまった物
そして、ジェネリックメーカーの不祥事が発端で、
規定を満たさない商品の出荷停止となった物たくさん。
国の政策として、ジェネリック薬品推進したものの、このお粗末な有様。
あるジェネリックメーカーの商品がないと、他のジェネリックメーカーを当たります。
必然的には他のメーカーに注文が殺到して需要と供給のバランスが崩れます。
毎日、毎日、
注文しては、
入荷未定のFAX.
発注していたことを忘れて二重発注になっているものがあったり、
患者さんの了解を得て、ほかのメーカーにしたり、
カプセルを錠剤にしたり…
同じような薬があるものは、
医師に疑義紹介をして、同効(同じ働き)の別の薬に変えてもらったりします。
1番困るのは、
代替えのない薬
つまり、その薬でないと他に変えられないもの。
幸いに、今のところは、その危機には面してしませんが、患者さんにとってはその薬がないと発作が起きてしまい病状が悪化してしまうもの。
そしてびっくりするのは、
疑義紹介をして、初めてその薬が流通していないと知る医師がいること。
なんでMRさんは、処方元に出荷調整をしていることを情報提供しないのか?
そして、
この状況はいつまで続くのか?
おまけに、
卸さんは、配送の便を減らしていて、
今までは、午前中に不足していたものは、その日中に入荷していましたが、
今では本日中に入るものが半分。
次の日に入ればいいが、いつ入るかわからないものも多く、在庫管理がとてもしにくくなってきました。
コロナ禍も早く収束してもらいたいですが、
早く、在庫の安定供給ができるようになってもらいたいものです。
