ムンクの叫び、どうしてあのような絵になったか? | iPhone写真家 SETSUKOのブログ

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iPhoneで写真を撮って自分好みに加工をするiPhone写真にはまりました。主に身の回りにある植物や風景を撮っています。小さな植物にも名前が付いていること、面白い特徴があること、植物の世界の不思議にも魅せられています2022.01からはiPhone13PRO です。


ムンク展
東京都美術館
10月27日〜1月20日

きっと誰もが、この叫びはご存知だろう。
この、叫び、初来日です。
あんなにも混んでいるとは思ってもいませんでした。
先週、まだ、会期始まったばかりなので平日だし混んでいないだろう?と思って出かけたら、11時の時点で長蛇の列。諦めて引き返しました。

今回は、リベンジで!

チケットも事前にローソンチケットで購入(図柄入りの半券はないけど…)

10時頃に着いたら(開館9:30)チケットを買う列は10人くらい並んでいました。

入場するにも入場規制があって、
何人かまとめ入場させたらしばらく(数分)時間を置いてからまた何人か入れていました。

10時半頃にはこの入場規制も解除になりました。

館の人に聞くと、14:00〜15:00くらいが人少ないそうです。

ムンクの「叫び」の印象はあまりにも強い。
それにはムンクの波乱万丈の人生を抜きには語れない。今回は初期から晩年まで約100点の作品が展示されました。

ムンクは5歳の時に母をそして、14歳の時に姉を両人ともに結核で亡くしています。
ムンクも病気がちだったので、死への恐れや喪失感はいつもあり、作品に出てくる、絶望、不安、孤独といったものはこのような背景からなんだろうと思う。

ムンクは自画像をたくさん描いた。
彼の手法は、カメラで自撮りしてそれを元に自画像を描いています。
今は、自撮り大流行りですが、時代の最先端をいっていたんですね!

生命のフリーズ
ムンクは女性との交際を糧に色々な傑作を生み出す。
愛や死、孤独をテーマに
官能性を帯びた聖母「マドンナ」
溶け合うように男女が抱擁する「接吻」
死と欲望の匂いがする「吸血鬼」
ベルリンの個展でこれらの作品として「叫び」とともに展示され、後の「生命のフリーズ」の原型です。

生命のフリーズは
1990年代半ばにムンクが自分の内面から浸み出してくるさまざまなモチーフやテーマを基盤にして長期間製作したものだった。
そのテーマとは、「生命の段階」「女性の死」「愛と絶望」「不安」「不倫」「嫉妬」「性的な恥」「生と死の分離」などであった。

こちらに詳しく書かれています。

マドンナ
リトグラフが大原美術館にもあります。

マドンナというと聖母をイメージしますが、
胎児と周囲を縁取る精子や、恍惚とした表情の女性の表情から、生と性がテーマでありながらもなんか暗い感じで不吉な雰囲気も持つ不思議な絵です。



これは、展覧会会場最後にあった、インスタ映えする写真が撮れるようにセットが作られていました。
ですので原画ではありません。
原画写真はNGなので。

印象派の影響を受けていたムンクの絵は人間の内部へと凝視し、象徴的に表現するようになりました。

元の原画は絶望といわれるもので、
前景に人物、そして遠近法を使った構図、
燃えるような空、鮮やかな色彩、
空や海が大きな渦でうねる風景、
後の叫びとなる過程がわかります。

本展では、
絶望叫び4点が展示されていました。
叫びも、クレヨン画、テンペラ・クレヨン画、パステル画、リトグラフと色々な手法で描かれています。

私は段々に色彩が鮮やかになっているように思いました。

誰だったか、ムンクは、叫んでいるのではなく、
苦悩で頭を抱えていると言っていて、
そうやって思えば、題名は叫びですが、
悩み、苦悩しているようにも見えます。
そして背景の渦が混乱のようにも思えます。 

ムンクは精神的にも病んでおり、お酒の力を借りる時期がありました。
ちょうど叫びを作成した頃に値するのでしょうか?
精神的にも錯乱状態におちいったり、男女関係でも発砲事件があり、左指を落とすというショッキングな事件がありました。

よく、芸術家の中には精神病を患っており、幻覚、幻聴等があり、それが作風に反映されることがあると聞きますが、この激しい色使い等はそのような影響があったのかしら?とふと思ったりもしました。
今回の展覧会で、ムンクの波乱万丈な生い立ちを知って、作風にかなり影響があるなと思いました。

しかし、名医ダニエル・ジャコブソン医師の元、精神病院に入院する事で精神状態は改善する。
病院を退院してからは、祖国ノルウェーに戻り、創作活動を再開。

その頃から、作品の色合いは明るくなり、カラフルになっていきます。




こちらのサイトでは展示されている絵がご覧いただけます。