ダリ展 国立新美術館
20世紀の最も有名な芸術家の1人、サルバドール・ダリ
シュルレアリスムを代表する画家であることにとどまらず、多方面で才能を発揮しました。
悪夢の中の光景を思わせるグロテスクでスキャンダラスなイメージを克明に描き出した絵画で注目を集めました。
マスメディアに主導される大衆社会の到来を背景に芸術と芸術家のあり方を、変革したダリは現代美術の先駆者とも言えます。
セルフプロデュースの天才!
ダリは多くの画家を模倣した作品も描いています。
ラフェロ、ピカソ、ブラック等の作家の影響を受けています。
シュルレアリストが受動的な状態で無意識をあらわにする夢やオートマティズムを重視したのに対して、
ダリは、特定の物事への極度なこだわりを基づきながら、複数のイメージを重ね合わせる手法「パラノイア的批判的方法」を開拓してシュルレアリスムに革命をもたらしました。
女性の下半身と赤い建物の開口部、
女性の右手と左の椅子の肘掛
一体化した腰掛ける人物の痕跡他赤いソファーな窪み
同じ形が繰り返されている
一見無関係な図像は形の類似によって画面に幻想と調和を生み出している。
これを形態学的こだまと呼んでいる。
形態学的こだまという言葉は初めて知ったが、
この手法を使った絵がたびたびでてきました。
ダリは広島と長崎の原爆投下を知って
これにとても衝撃を受けて作品にも繁栄されています。そしてダリの、関心は精神分析を超えて量子力学や相対性理論にまで及んでいく。
こういった背景を知った上で作品を鑑賞すると今まで、ぐにゃりと曲がった時計が面白いなぁ
とか、なんか秩序を保って配置されているのかな?なんて思っていたことが、解き明かされていく感じ。
今回はダリの撮った映画や、本の挿絵、舞台装置、そしてそのスケッチ、宝飾品、等、絵画だけではない分野での活躍も見ることができます。
日本では10年ぶりの大回顧展になります。お見逃しのないように!
こちらから主だった作品と作品解説を見ることができます。



