台風の影響で雨続きの今日。
小降りになったので、気になっていた畑の陸稲の様子を見にいきました。
強い風にも関わらず、立派に実っている稲もあれば、完全に倒れちゃった稲も(T . T)
倒れても、なお、実を太らせてる稲達🌾
次の世代へと、命のリレーは続きます♪
稲刈りのタイミングは、いつ頃になるかしら?
と思っていたところ、『稲の多年草化栽培』をやっていらっしゃる小川誠さんの投稿を目にしました♪
以下、転載します。
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抜穂(ぬいほ)という新しい収穫の形
3月から始まった「稲の多年草化栽培研修会」の第7回目は
抜穂(ぬいほ)という、新しい稲の収穫方法の実習で、
一つの目標点に到達しました。
農家ですら、意外と知らないのが、何をもって一つの穂は完熟したと言えるのか、また収穫してよいと判断できるのかです。農家はたいていは穂の色や稲の色を見て決めていますが、それは稲の多年草化栽培には通用しません。なぜならば、穂が完熟状態になっても、稲はまだ青々としていて、黄金色にはなっていないからです。そして、それこそが自然界にある草の稔りの姿と同じなんです。
考えても見てください。子供を産む時に母親はまだ若く、生命力に満ちています。生んだ後も、子供を育てなくてはなりませんから、それが理想的なわけです。草の場合は、少し動物とは異なりますが、それでも、子供 = 種 を完成させるまで、母親はまだ命が漲っていないといけません。つまり、葉は青々していないといけないのです。多年草化した稲がまさにそうです。そして、種を完成させてから、ゆっくりと枯れていきます。そして、
枯れていく途中で黄金色になるのです。
ですから、皆さんが普通田んぼで実りの秋に目にする黄金色の田んぼは、稲が枯れていく途中の姿なんです。というか、稲は枯れながら種を完成させるといったらいいでしょう。そこが、多年草化した稲と普通の田んぼの稲の子供作り = 種作り の差です。
どちらの種の方が生命力が高いかは、歴然としていますね。多年草化した稲の種のほうが生命力が高くなります。
そうしてできた種をベストのタイミングで収穫するのが、
抜穂(ぬいほ)という作業です。
研修生は最初は穂が収穫適期にあるかどうかを見極めるのに
時間をかけていましたが、慣れるにしたがって、段々早くなっていきました。これも「習うより慣れろ」の世界で、慣れてくると4倍、5倍の速さでできるようになります。
抜穂による収穫は小さな喜びです。それを2度、3度繰り返してから、最後に10月下旬に残りを全て借り上げる、稲刈りを行ううことになります。
実習の後、お昼に去年の多年草化した稲のお米、いのち寿米を試食してもらいました。世間的には一年経ったお米は古米ですが、いのち寿米はまだ十分おいしいです。それを知ってもらい、お米は1年かけて熟成し、それなりのおいしさがあるということを実感してもらいました。
明後日の稲の多年草化栽培見学会でも希望者には抜穂体験をしていただく予定です。
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以上、転載終わり
陸稲と多年草化栽培の稲とは、また違いがありますが、一斉に刈るのではなく、ベストなタイミングで抜穂体験が出来れば嬉しいです☺️









