昨日、クリエィティブダンスシアターの主宰者から
電話があり、連絡事項の確認などを行う。
その時に今後の公演の進め方とか、舞台全体のことに
話題が及んだ。
舞台を構成しているのは舞台上で見えることだけではない。
踊りなら、ダンサー、作家(兼ねることが多い)、
衣装担当者(これもダンサーが兼ねることが多い)
舞台美術製作者(これも作家、ダンサーが兼ねることが多い)
照明、音響、舞台監督、それぞれのサブの人たち。
チラシやプログラム、チケット作成(主催者が作ることが多い)
会場やスタッフとの詳細打ち合わせ、下見、
前日、当日のタイムスケジュールの作成、
会場設営の準備、当日動いてくれる人の確保、
受付道具の確認、
支払関係の用意、当日券のおつりの用意
前日から何食かに及ぶお弁当の用意、etc..
だいたいここまでが、前日までの段取だ。
諸事情で遅れてくる人がいたり、
思わぬハプニングがあれば、それにも対応する。
そして当日に出演者が安心して舞台に出るために
受付や舞台周りで動いてくれる人がいる。
急きょ必要になったものの買い物を引き受けてくれたり
受付で、チケットの管理をしたり
楽屋見舞いなどの預かり、
お客様の誘導、
舞台の進行と合わせて
雨が降ったり、寒さ、暑さにより、
ロビー開場を早めにしたり、傘置きの用意をしたり
楽屋に勝手にいかれたりしないように
働いてくれる人がいる。
大きな組織で運営されるものであれば
こういうことはそれぞれの専門の人がいて
万事、遺漏なくやってくれるが
小さな組織では、出演者や主宰者、身近な関係者が
それを兼ねてしている。
例え無料の発表会でも
父兄や関係者、多くの人が動いてくれて
その人たちが困らないで動けるように、そこまでの
段取は準備しておくものだ。
こういう流れがスムーズに行われるかどうかで
舞台の品格も、印象が変わる。
客席に着くまでに、不快なことがあれば
お客さまは楽しんで見ることができない。
お金を払ってきて下さるお客様に
如何に楽しんで、来てよかったと
思ってもらえるか
見て下さるお客様あっての舞台である。
何でもないように普通に行われている舞台のように
見えても、多くの準備や規律がある。
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以前何度か、うちの姪が行っていたダンススタジオの
発表会に行ったことがある。
大きなスタジオらしく
インストラクターもたくさんいて
出演者も2~300人いた。
大きな会場だが、開場2時間前までに並び
整理券を受け取らなければならない。
座席指定券と書いてあるが
夏の暑い時、延々並ぶ。
もちろん有料である。
その横を衣装を着た出演者が
コンビニに買い物に行き
並んでいる人たちと大声でふざけている。
終演後までは、お客様の前に
衣装のまま、舞台メイクのまま出るのは
みっともないことという教えを受けてきた者には
目がテンになる。
開場後も、ロビーや客席を出演者が
ウロウロしている。
舞台が始まると、客席の通路に座り込んでいる
出演者がいる。
聞けば、ずっといられる楽屋もないらしい。
人数が多ければ、楽屋に納まりきれない人も出るだろうが
何とかならないの?
席に荷物を置いて、席を確保したまま
会場の外に食事をしにいったり
ロビーで練習していたり。
踊ることだけ教えられて
舞台のマナーは教えられていないのだろう。
また、舞台を構成する中に
お客様に気持ちよくみていただくという心配りや
工夫は感じられなかった。
目線はお客様を向いていない。
学園祭か体育祭のノリだ。
3時間、4時間と舞台は延々続く。
とても最後までいられない。
姪は数年前にそこをやめたので
もう見に行くことはないが
姪が出なければ
絶対に見に行きたくない舞台だ。
舞台はそこに出る人のパーソナリティーは勿論
如何に舞台をお客様にみてもらいたいか
主宰する人の姿勢が出る。
舞台が済んだら、客席に忘れ物はないか
使った楽屋、給湯室、水回り、ロビーの隅々まで
汚しているところはないか
借りる前と変わっていないか点検して
きちんと掃除して帰るのが当たり前である。
舞台のマナーを守り、出演するだけでなく
最後まできちんと締めるのが舞台に立つものには
必要なことである。
何も知らないでいたら、
底の浅い舞台にしかならない。
幸運にも全てやってくれる人がいて
出演する以外に何もしないで済んだとしても
そういう人がいて、舞台だけに専念できることを
感謝しなければならない。
全てをやり終えて、それで舞台になる。
うまさきせつこモダンバレエ研究所 H.P→http://www.modernballet.