まずほめておこう。
夫は基本優しい。
賢いし、勉強はできる。
だがたまにびっくりするようなことをする。
その一つに宝くじ事件がある。
昨年末、妊婦はくじ運があるということで、私にしては宝くじをけっこうな金額買った。
そして冬休みに入り、続いて実家に里帰り出産するために戻った。
家でのんべんだらりと過ごし、この世の痛みと思えぬほど痛みをともないムスメを産んだ。
夫がインフルエンザで立ち会えなかったのも、夫らしいだろう。
そして東日本大震災があったので、落ち着いてから埼玉に戻った。
前置きが長くなりました。
宝くじは全て外れていた。
まあ、しょうがない・・・こういうものだと思い、ちょっと周囲に木枯らしが吹いた。
で、ある日、夫に末等の宝くじ交換しようよと言い、宝くじ売り場へ行った。
私はムスメを見ていたので、夫が交換しているとなにやら怒り顔。
この時点でピーンときた。
「なんか全部はずれだって、おかしいよ。あの宝くじ売り場。」
内心、私は「いや、あなたが間違えている。絶対にあなたが間違えた。」と思った。だいたい宝くじ売り場の機械が間違えたら、新聞の1面かTVのトップニュースになるぐらいの衝撃だ。ここで反論すると夫が怒り出すので、家に帰ってネットで確かめようよと夫に遠まわしに言い、家に帰った。
そして、夫がネットで確かめると・・・
「あれ、3と9間違えた。」
てへっ顔の夫。
やっぱりな~と思いつつ、じゃあ残りの中から探そうよと言ったら、衝撃の一言。
「他の券、全部捨てた。」
「えっ、私のは?」
むっとしながら夫は言う。
「だから全部捨てたって言ってるでしょ。」
「ええええええええええ!!!!!!」
普通、人のまで捨てるかよ!
私もきれた。
「おまえは大学に行って何を学んだんだ!元銀行員のくせに3と9も読めんのかーーーーーーーーーー」
「3億円返せーーーーーーーーーーーーー」
「あ、それは大丈夫。間違えてない。」
居直るなーーーーーーー
申し訳なさそうにしろーーーーーーーーーーーー
そんな夫ですが、某有名大学の法学部卒です。
優しいし、料理もうまいです。
でも、数字は読めません。