記事を書いたものが消えてしまったので、新聞記事を転写いたしますね。


中沢啓治さん死去:核のない世界を空から願う 遺族が談話

毎日新聞 2012年12月25日 13時33分


 漫画家で「はだしのゲン」作者の中沢啓治さんの死去を受け、遺族一同が報道各社に寄せた「逝去のお知らせ」は次の通り。

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 1973年には代表作となった「はだしのゲン」の執筆を始めました。「はだしのゲン」は文字通り中沢の分身でした。

 その「はだしのゲン」が18カ国語(翻訳中含む)に翻訳され、欧米、アジアなど多数の国で出版ないし出版準備が進められていることを中沢は心から喜び、「はだしのゲン」が生み出す国際世論が核兵器廃絶の力となることを願っていました。

 網膜症と白内障のため筆が執れなくなり、09年に引退宣言。10年には肺ガンの告知を受けて手術。以後、入退院を繰り返し、一時は危篤状態に陥ったこともありましたが、その都度、不死鳥のように蘇ってくれ、原爆の証言活動を続けて来ました。命の重さ、生きることの大切さを身をもって示してくれたと感じています。「原爆に負けてたまるか、この目で原爆の最後を見届けてやる」の一念だったのだと思います。

 無念にもこの度は病に勝てませんでした。死去の前日、新刊の「はだしのゲン わたしの遺書」(朝日学生新聞社刊 12月20日発行)が手許に届き、それを見届けるような旅立ちでした。ガン患者とは思えない穏やかな死でした。あの愛くるしい表情が今にも蘇って来そうな気がします。

 いま中沢は星となり、ゲンと共に空から核兵器のない平和な世界の出現を願っていることと思います。私たち遺族は中沢の願いが叶うことを信じ、その一助となれるよう頑張って生きていきたいと考えております。(一部抜粋)

遺族一同


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中沢氏は今回の選挙の結果をどう思われたのでしょうね。

これ以上悲惨な世界は見たくないよ、と、もっと高みに行かれたのでしょうか。


山本太郎さんのように、頑張って下さっている方もいらしゃるというのに、
選挙に行かない若者たち・・・
自分の生きている国を何とかしたいと思わないのか不思議でしょうがない。



しかし、愁えていても仕方がない。
中沢氏の思いを受け継ぎ、政府がこれ以上愚かな間違いを犯さないよう、政治から目を離してはいけないと思いますね。

平和であること、安全な場所であることの大切さ。

このためには、核廃絶は絶対条件だと思います。


我々が無関心や、無知であったために、地震大国日本にこれだけの原発が作られたということ、このことから、目をそらさないで、一人一人が、これからも大きく声を上げていこう!

平和を、安全を強く、強く願い、祈る。祈る。祈る。。。。

そして、手を取り合い、大きなうねりにしていく事を続けて行く事の大切さを思います。


中沢さん、今までありがとうございました。

深く深くお礼を申し上げるとともに、

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 合掌


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