答え1
基本的には、シールド線で設計すべきじゃないですか?
メーカーにより、仕様が違うのであれば、一番きびしい仕様で設計しておく必要があります。
D社でも、シールド線では駄目だって事は無いわけですよね。
10数年前の伝送速度の遅い仕様の場合は、シールド線を使うと内部干渉で余計伝送速度が落ちたり、データ伝送不良になる場合があるとメーカーから聞いた事はありますが、現在はかなり高速伝送なので、そのような事は無いと思います。


答え2
.基本は、共通仕様書と工事監理指針で確認することだと思います。とはいっても、あんまり詳しくは書いていなかったので、
CVVケーブルについて、書かれたものがあったので書いておきます。

CVVケーブルの用途と特徴

CVVケーブルは「制御用ビニル絶縁ビニルシースケーブル」の略で、英文では( Control-use Vinyl insulated Vinyl sheathed cable )の頭文字をとった名称が付けられています。名称でわかるように、信号の伝送に使用されるケーブルであり、強電流用には原則として使用しません。

エアコンの信号線や自動制御配線、計測機器配線などに使用される「制御用ケーブル」のひとつとして、CVVケーブルが使用されます。多心ケーブルであり、2~30心まで多様な種類が販売されています。4心までは色分けされており、5心以降の電線は黒地にナンバリングが印刷されているため、線番号の判別が容易になっています。

CVVケーブルは強電線ではないので、電力ケーブルとしては使用しません。また単なるビニル絶縁電線ですので耐候性は低く、屋内使用が原則になります。最大の公称断面積は5.5sqや8sq程度しかありませんので、電力用のケーブルとしては使用せず、弱電・通信用ケーブルとして使用するのが原則です。

CVVケーブルに限らず、ケーブル全般に言えることですが、屋外で使用する場合、日射による紫外線でシースが傷むため、屋内で使用する場合よりも過酷な条件になりますので、総合的な寿命が低下します。電線管に収容することで、屋内配線と同等に扱うことが可能になりますので、出来る限り、ケーブルは電線管保護をすることが望まれます。

電線管を使用しない場合、黒色シースのケーブルを選定することで、寿命を延ばすことが出来ます。

CVVSケーブル

誘導による障害の影響がある場合、シールド付きCVVケーブル(CVVSケーブル)を選定します。これはCVVケーブルに銅遮へいテープを巻きつけてあるため、近接する電力ケーブルなどからの誘導障害を緩和し、正常な通信を保つ効果が期待できます。

CVVSケーブルのようなシールド付きのケーブルは、電線を接続している制御対象機器が微弱な誘導電流でも誤動作してしまう場合や、強電流が流れる電線に近接してCVVケーブルを敷設しなければならない場合など、他からの誘導が影響する恐れが有る場合、また誘導による障害を極力低減したい負荷の場合に、採用されます。

CEVケーブル

外皮をポリエチレン被覆したビニルシースケーブルで、耐熱性能が若干向上しています。シールド付きの仕上げの場合は、CEVSケーブルという表現になります。

CEVケーブルは、ポリエチレン被覆によって導体最高許容温度が75℃まで向上するため、耐熱性能が高くなり、またCVVケーブルよりも電導特性が向上し、安定した通信伝送を行うことができます。

CCVケーブル

架橋ポリエチレンで被覆したビニルシースケーブルです。CEVケーブルよりもさらに耐熱性能が向上しています。同様にシールド付き仕上げの場合はCCVSケーブルという表記になります。

CCVSケーブルは、導体最高許容温度が90℃まで向上し、電導特性もCVVケーブルと比べて良好になります。また、架橋ポリエチレンシースによって耐候性が向上します。

CCVMAZVケーブル

波付き鋼管がい装ビニル防食ケーブルで、ケーブルを直埋設することができます。外側を防食層で構築することで地中埋設による腐食を最小限に留め、さらに波付き鋼管が強度的な保護を行っています。よって、トラフや電線管などを使用せずに、直接ケーブルを埋設することが可能になります。

CCVMAZVケーブルは、荷重や衝撃への強度の他に、耐鼠・耐蟻性能も高く、総合的な耐久性を高く保つことが可能となり、がい装によって静電誘導や電磁誘導に対して高い遮蔽効果がありますので、通信障害などのおそれを軽減することも可能です。

ただし、直接埋設の場合は事故などが発生してケーブルを交換したい場合、掘削工事などが発生することになりますので、できる限り管路を埋設しておき、ケーブルの交換や引き入れができるようにしておく方が、後々に有利な場合もありますので考慮しておくのが良いでしょう。

CPEVケーブルの概要

CPEVケーブルは、市内対ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルの略称で、市内電話回線や通信制御線として使用されるケーブルです。1対から200対まで販売されているため、用途や規模に合わせたケーブル選定が可能です。

屋外で使用することを前提としたケーブルで、吊架用の自己支持ケーブルや、波付き鋼管がい装ケーブルが生産・販売されています。導体径は0.5mmから1.2mmまでがあり、長距離伝送をする場合には太い導体径のケーブルを選定します。

静電遮蔽を求められる用途に対応できる、シールド付きCPEVケーブル(CPEVSケーブル)など、特定用途に対しても対応が可能です。

FCPEVケーブルとCPEVケーブルの違い

FCPEVケーブルは、CPEVケーブルよりも絶縁体やシースが薄く、経済的なケーブルです。CPEVケーブルはトレーサ方式による心線識別ですが、FCPEVケーブルは全線心着色方式になっています。

絶縁体厚さやシース厚さの違いから、重要系統への採用の場合、FCPEVケーブルよりもCPEVケーブルを採用した方が、信頼度が高まります。

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現在、事務所用途公共施設の空調設備(ビル用マルチエアコン)の設計を行っています。 制御ケーブル(室外機~室内機間の連絡配線等)の仕様の選択で悩んでいます。 空調機メーカー“D社”の施工資料では、“D社”の製品は発生するノイズが極めて少ないので離隔距離を50mm以上とすればシールド線にする必要が無いと記載されています。これに対して“T社・M社等”の施工資料では、無条件にシールド線での対応を勧めています。公共工事なので実際に採用される空調機メーカーは、設計時点で確定する事が出来ません。シールド線で設計すべきかどうか悩んでいます。皆さんはどの様に設計・対処されていますか。