10回目くらい?の人工内耳マッピング | 難聴ブログ もしも願いが叶うなら

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マッピングへ行って来ました。

前回の新規マップ作成から約1ヶ月。

調整内容を記入する手帳と言うのがあるのですが、

それを見ると、どうやら調整を行ったのは今回で10回目くらいのようです。

マッピングの名目として通院した回数はもう少し多いのですが、

聞こえの状況の確認や、色々な質問をしたりで調整時間が無くなって

おしゃべりで終わった、なんて日も何度かありました。

音入れから11ヶ月が経過し、最初の頃は2週間毎、その後1ヶ月毎くらいで

平均すると1ヶ月毎くらいのマッピング回数と言えます。

マップによって多少の聞こえは左右されても極度に落差が激しいと言うわけでもなく

ある程度の聞こえの維持は出来ているので、

今後は少しずつマッピングペースも間隔が空いて来るだろうと思いますが

どうも気になる部分を感じると、何とかならないものかと思ってしまい、

我慢すべき範疇になかなか収められないので、

そこそこのペースでのマッピングが理想ではあります。


今の段階では、どこかを向上させて調整すると、どこかが低下する感じ。

音の輪郭、ほど良い重みを感じようと調整すると篭り、

ソフトにしようとすると軽くなり輪郭がぼけたり、

静けさが不自然なほど静か過ぎて薄っぺらく感じたり。

前回新規で作ったマップで蝉の鳴き声を認識出来るようになったものの

言葉の聞き返しが少し増えてしまったり。

それらしく感じていた部分がそれらしく感じられない音に聞こえたり。


調整中はあくまでも、操作する機械(マッピングソフト)上の

数値を見ないようにしています。

視覚から受けるイメージは、体感する前に脳がイメージを作ってしまいやすいからです。

画面上の数値を見て1上がるのと10上がるのとでは、

その間にある数値差を計算して「そんな気分」を作り上げてしまう。

なので、形になるまでは見ません。最後には見るんですけどね。

最終的には自分の調整内容の数値は、稼動電極数、TレベルCレベルの閾値、

チャンネルに振ってある周波数値の領域別での音量数値など知っていた方が、

聞こえ方、どんな音がどう感じるのか伝える時に、

言葉でどう表現して良いか難しい部分を、この部分の数値と示す事も出来て

伝わりやすい部分もありますので、覚えて損は無いと思います。

が、色々覚えるのは大変ですし、多少なりとも数値を見る、知る事から、

本人にはそのつもりがなくても無意識の意識と言う事で

先入観のようなものは出て来ますから数値や内容を知っても

それに左右されない気持ちが大切だと思います。


病院やSTさんの方針で、この辺に関してはあえて数値を教えない、

どう言うマップを作ったのかの詳細を伏せて、

実際に違いを感じ取って欲しいと言う場面もありますし、

違いを知った上でどう変わったのか確認して欲しいと言う部分もあり色々です。

自分でソフトが扱えれば、思ったその時にすぐに調整出来、

調整の度に通院する手間も省けるのにと思ったりもしますが、

知識が必要になりますし、ソフトも更新されていきますし、

調整段階で自分自身が見てしまう事で視覚がもたらす影響に左右される懸念から

誰でも取り扱える情況にするのは悩ましい問題かも知れませんね。


今回は本当は「この時の為にだけ使うマップ」と言うように

とある内容の場面に特化したマップを作る予定でしたが、

先に前回作成した新規マップの調整になりました。