目の病気や症状を生活改善で治す方法やそれによって実際に治った人の体験談が書かれた本です。病気の説明や生活改善をすることで治る理由や物が見える仕組みも書かれているので、詳しく知りたい人は、じっくり読んで、納得したうえで実践すると、精神的に続けやすくなると思います。私は、特に難しいことを知りたい気がしないので、生活改善の方法となぜそれをするのかを知ることができればよかったので、飛ばし読みをしました。

 

 本のタイトルには、「朝食抜きでよくなる」とありますが、本を読むと、それだけでは、治らないことがわかります。

 

治すために気を付けること

  1. 質の良い食べ物を少量食べる 甘いもの、脂っこいものは減らす
  2. 1日13000歩 リラックスできるペースで歩く 断続的でもOK 歩数は日常生活で歩くものとウォーキングの合計数
  3. 睡眠をしっかりとる 9時に寝るのが理想
  4. 水分を1日に1.5~2ℓを頻繁にちびちび飲む 甘いもの、アルコール、カフェイン入りの飲み物は対象外
  5. ストレスを減らす 食べること以外で発散する
 この通りにきっちりしようとすると、ストレスになって続かないと思います。だから、できることからちょっとづつ実践して、心と体を慣らしながらやっていくのがいいと思います。
 
上記のやり方をゆるめに取り入れた私の実践方法
 
  1.  お菓子、揚げ物、加工食品、といった食べたいけど、食べたら体に悪そうなものは、少しだけ楽しみのために食べる。毎日食べない。例えば、クッキーを買ったら、3枚お皿に出して、残りは冷凍にする。シュウマイを買ったら、2個だけ食べて、残りは冷凍にする。ネットで検索すると、いろんなものが冷凍できるので、冷凍方法を調べておくことで、一気食いを防いでいます。完璧ではないので、一気食いするときもあるけど、失敗したら、次の機会にまた再チャレンジすればいいのです。
  2. 歩く理由は、血流を良くするため。筋肉や骨といった体に必要な部分を減らさず、体内にある有害物質を優先的にエネルギーとして使うため。と書いてあったので、13000歩にこだわらず、家事や仕事で細々と動く。ということでいいかな、と思いました。もちろん、時間的、気分的に余裕があるときは、積極的に散歩をしようとは思っています。
  3. 数年前から眠りが浅く、夜中に起きるようになりました。でも、眠らなきゃと焦らないようにしています。眠いときは寝る。朝でも昼でも眠気が来たら、眠るようにしてます。
  4. アルコールやジュースは飲みませんが、コーヒーが好きなので、カフェインを減らすことを考えて、カフェインフリーのコーン茶を飲み始めました。コーヒー断ちは考えていません。ストレスになるので。
  5. ストレス解消法は、特にこれというものがないので、とりあえず、散歩と読書くらいかな。もっと種類を増やしたいです。
 
 著者は、断食療法で有名な甲田光雄先生にも師事し、知識を深めたそうです。うっすらとした記憶ですが、甲田先生の本には、厳しめの食事制限や独特の運動、木枕を使うといった、かなりハードルの高い方法が書かれていたと思います。それを思うと、山口先生の本は、そこそこ優しめかもしれません。本の中に出てきた体験談の人たちは、かなり症状が悪いので、生活改善だけではなく、漢方薬を飲んだり、最終的には、レーザー治療をしたりしていましたが、症状がまだ軽めの人や予防的に考えている人なら、生活改善だけで、健康になれる確率が高いのではないかと思います。
 
 高齢化社会になって、税収入が減り、税金が使われることが多くなっていくなら、せめて自分の医療費くらいは節約したい。この本を読んだ人が、そう思って、山口先生のいう生活改善をして、健康な高齢者が増えてくれたらいいなと思います。そして、私もそういう高齢者になりたいと思います。