八足台の修理 | 瀬戸内工芸のブログ

瀬戸内工芸のブログ

木のもの・カナモノ
小家具・雑貨
オーダー・修理

母の知人が使用しているお供え用の八足台の脚が折れたとの事で
修理の依頼がありました。


出し入れの際に誤って破損、23日に使用するという事なので
早急に取りかかりました。


過去に一度足が外れてボンドで補修した跡が見られます。
しっかりと付いてなかった様子です。

過去一度目の破損でアンカープレートの木ねじが抜けています。
てこの原理で脚が折れた感じです。


反対側の脚は一度も折れていません。キレイです。


サンダーでボンドの跡をなだらかに削ります。


再度木ねじを打ち込むので穴に逃げないよう
木ねじが抜けている箇所へ3ミリ角ほどの細い桧で埋め木しました。


ねじのサイズをよく見ると、軸径2.7mm×長さ16mmが使われていました。

なるべく又脚が折れないように、ちょうど持ち合わせていた
軸径2.7mm×長さ20mmのもう少し長めの木ねじを打ち込む事にします。
ネジ穴が同じところへ行かないよう半分程度回したところで取り付けます。
良い加減で締め込みOKです。

元の通り組立てて
なんとか無事に修繕出来ました。よかった。。


~~~~~~~~~~~~~~~~

木のもの・カナモノ
小家具・雑貨
オーダー・修理

瀬戸内工芸
http://setouchikougei.net/gyosen/top.html