次に現れたコンピュータ言語も最初の奴と同様難解きわまりなく、老いさらばえて凝固した頭脳をよりサディスティックに揺さぶってはくるが、もはや頭スッキリ気分爽快となるどころかこれまでに負ったダメージであちこちが麻痺し、今や自分が何と闘っているのかすら分からなくなった。
かと言って、ここから逃げ出したところでまた別の地獄が待つだけのこと、ならばいっそこの場に留まり、己が壊れゆく様の一部始終を同窓らに晒す方が、彼らの迷惑さえすっ呆けて顧みなければ潔くてよかろう。
なんて繰り言を並べ立てたところでこんな調子じゃ遠からず、講義中に自我はおろか生きてることすら忘れ、全裸にマスクだけの出で立ちでGetter、Setter、Ramdaなどと呟きながら講義室を飛び出し、我知らずにそのままこの世からもおさらばとい った 顛末となるやもしれぬ。
だが、それもいい。