改めまして、あけましておめでとうございます!
(もう2月だけど笑)
前回は個人の振り返りということで今回はチーム全体を、いつもの通りデータから振り返ります。
データ元:データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB[フットボールラボ] (football-lab.jp)
順位:5位 13勝6分9敗 41得点32失点(得点リーグ4位、失点リーグ5位)
試合数自体は少ないですが間違いなく過去最高の成績。
1試合平均で出すとスバ抜けた数字であることが見えます。
試合数 | 勝ち点 | 平均勝ち点 | 平均得点 | 平均失点 | |
2014 | 34 | 36 | 1.06 | 0.91 | 1.15 |
2015 | 36 | 49 | 1.36 | 1.17 | 1.33 |
2016 | 30 | 30 | 1.00 | 1.17 | 1.47 |
2017 | 32 | 43 | 1.34 | 1.22 | 1.34 |
2018 | 32 | 40 | 1.25 | 1.13 | 1.34 |
2019 | 34 | 43 | 1.26 | 1.32 | 1.56 |
2020 | 34 | 39 | 1.15 | 1.35 | 1.62 |
2021 | 28 | 45 | 1.61 | 1.46 | 1.14 |
先制時 | 14試合 | 11勝 | 2分 | 1敗 |
前半戦 | 8試合 | 6勝 | 1分 | 1敗 |
後半戦 | 6試合 | 5勝 | 1分 | |
被先制 | 13試合 | 2勝 | 3分 | 8敗 |
前半戦 | 5試合 | 2勝 | 3敗 | |
後半戦 | 8試合 | 0勝 | 3分 | 5敗 |
先制した試合では14試合でわずか1敗。逆に先制されると13試合でわずか2勝。しかも後半戦は8試合中0勝。
先制したまま逃げ切れる・押し切れる強さを見せた一方、劣勢を跳ね返す強さはなかったというのが見てとれます。
もう少し詳細を見ていきましょう。
2020と2021を比べると、
偏差値増:セットプレー、左サイド、ショートカウンター、敵陣ポゼッション
偏差値減:中央、右サイド、ロングカウンター、自陣ポゼッション
です。
データからまとめると、2020→2021においては
敵陣では中央からパスで繋いで相手を崩そうとする、ロングカウンターも積極的に狙う
という戦術はそのままに、
ボールを自陣から繋ぐことはやめて(自陣ポゼッションの低下)、ショートカウンターを重視していた
というのが2021年の変化であったと言えると思います。
続いて守備。
下記のデータは左から1試合当たりの平均数・リーグ順位・リーグ平均数です。
数字で見ると意外と平均的。
強いて言うなら被攻撃回数が多いことですが、これは自チームの攻撃回数が増えるとこの数字も大きくなりがちです。
もちろんこの数字が被攻撃回数少ないほうがいいですが、攻撃回数が減ったせいで被攻撃回数が少なくなってることもあるので、2つの数字を比べて話をしなきゃいけない部分です。(例:宮崎は被攻撃回数はリーグ最少、しかし攻撃回数も最少)
次に2021シーズンでよく聞かれた「セットプレーが弱い」を検証します。
まず得点から。
図の「赤+薄いピンクがセットプレーからの得点」ですが福島の総得点数41のうち10ゴールがセットプレー。
他チームを見ると、明らかなウィークポイントとは見えませんね。
(特に昇格チームと同勝ち点の宮崎とほぼ同じですね)
「イスマイラの有無も関係あるでしょ?」
というのでこんなデータ。
前述したプレースタイル指標を節ごとに見たもの。
こう見るとわかる通り、イスマイラがいてもあまりセットプレーに頼るようなことはなかった。
むしろ後半戦のほうが頻度が高かったという見方もできそうです。
次に失点。
こちらも「赤+薄いピンクがセットプレーからの失点」ですが、こちらも特に多いと言えない数字に。
むしろ昇格組(岩手・熊本)との差を見れば黄緑の部分、「ショートパス」の部分の失点が多くあることが目につきます。
セットプレーに関しては実際に自分も弱いと感じてましたが、実際にセットプレーが弱いというデータは出てきませんでした。
ただし、岩手のようにセットプレーを強みとして昇格したチームがいたこともまた事実ですね。
セットプレーが弱いと言っていた自分への戒めを含めた振り返りでした。
だいぶ遅くなってしまいましたが、データでみると去年のチームをだいぶ俯瞰視できたのではないでしょうか?
次回以降は2022について、ゆっくり見てきます