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セトのブログ

歌と英語と作曲と。

あれはいつぞやの原宿。

表参道。FAB。

自分の方が先に弟 KAZUKI のライブを見る事になる。

何となく予想はしていたが、

自分が慣れ親しんだ客層とは

随分と雰囲気が違う。

そもそも女子率も高過ぎだし

場違い感が半端無い。 そんな見んなよ(笑)


知らされてた時刻になり

暗転~SE  おぉ、

ボーカル抜きでスタートしたステージは

なんかキラキラしてた。

特にドラムの女の子。輝いてるなー。

とか思って見てたら上手(かみて)から

KAZUKI 登場。

歌い出す少し前に客席に目線を向け

マイクスタンドに手を置き歌い出す。

『え、、?』

間奏に移り際に目線を外す KAZUKI。


『なんだろうコレ。この感じ』


曲もジャンルも歌い方も違うのに、、。

うん。似てる。自分に。

お互い影響なんかある訳無いのに

見てきた物も聴いてきた物も違うのに

生きてきた音楽的時代背景も違うはずなのに


『気持ち悪い』


いや、言葉は悪いが解って貰えるだろうか、

似ている説明がつかないのだ。

『感動』とは違う何かが

そこにはあった。

いや、そもそもこれこそを感動と言うのだろうか、、。

しばらくの放心状態から抜け出した自分は

楽屋に呼ばれていたのを思い出す。


メンバーのみんなになんて挨拶したらいいんだろう

説明し出すと長くなるから今日の所は軽く、、

なーんて心配をよそに

楽屋を開けるなり

180以上ありそうな大柄な2人が

大歓迎ムードで出迎えてくれる

って大型の片方はさっきの女子(デカっ!)

もう片方の大型は TAKERU(後のK)

TAKERU とベースの MASATO はメタル好きだったのもあって

さらに仲良くなれたね。


この日から解散まで毎回々々

この GRAND ZERO のライブに足を運び

一緒に海に行ったりもする。

東京でのライブの後は

毎回々々自分の店で呑んだね。

一度だけ、当時自分が在籍していた

VOLCANO と対バンもしたね。

あれからもう、

11年も経つんだね。

4人兄弟になって12年か、、。



緑の丘の上の

集合団地へ向かう白い軽トラは

荷台に自分を乗せ

その上り坂を進んでゆく。

当時3歳かそこらの自分は

荷台に立ち上がり

新しい何かが始まるように感じていたのを

今も憶えている。

そしてこれが、

自分が思い出せる

最古の自分の記憶だった。

それは今も変わらない。
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全部読んでくれてありがとう☆

取り敢えず。

思い出話を書き始めたらキリが無いんでこのへんで。

またなんか思いついたら追記するかも。
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東京に戻りしばらくすると

一連の後片付けを終え

山口から帰って来た弟から連絡があった。


そこから、

何度も会い

何度も朝まで語らうのだけれど、

30年分を取り戻すかのように、

話しても話しても話は全然尽きる事がない。


弟の口から親父がどんな人だったかを聞く。

もっと複雑な心境で聞くのかと思った自分は

驚くほど普通に面白おかしく聞いていた。

(ギターを買って貰った話はちょっとつらかったけどね)

ライブには毎回来てくれててファンの人達とも

仲良く接してた話。

弟のバンドのメンバーが親父の会社で働いてたりした話。

聞けば聞くほど、

みんなに慕われ、愛されていたらしい。

一回会っときゃ良かったかな。。


そうそう、

バンドのメンバーと言えば

弟の昔のバンド、ルカのベースのトシは

この時の自分の家から歩いて2分くらいの所に住んでて

御近所意気投合。

この当時トシがやってたバンドのライブも

見に行った。

新宿 MARZ。この時始めて行ったんだったな。


ちょいちょい家に遊びに来たトシが言うには、

「ユキさん(親父の愛称らしい)と

マサニー(弟のつながりの人は自分をこう呼ぶ)は

そっくりじゃ。」


「歩き方もいっしょ!」


なんと!

じつは幼少期から母親に

「その歩き方やめなさい!!」

と何度もしかられていたのだが。

あれって、親父を思い出すからなんだね。

ごめんよ。

いま現在も治ってなくて。


その後もこのベースのトシ(リーダーらしい)は、

後に自分が歌舞伎町に店を出す時も

散々相談に乗らされたあげく

内装まで手伝わされる運命にあったらしい。(ごめんよ)


弟妹だけでなく、いっぱい慕ってくれる後輩も出来た。

おにーちゃん! と呼ばれるようになった。

色んな事が良い意味で変わってしまった。


次回の最終回は弟のライブを見に行ったお話で閉めようかと。
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え?

なんと言う事だろう。

これが、

中学からベースをやってる長男、

そして長男の影響で音楽を始めた自分

そしてそのどちらからも影響を受けずに音楽を始めた三男が

出会った瞬間だった。

なんと三男も歌。

もっと驚くべきはずなのに、なんか普通にワイワイ話せた。

妹は? と聞くと「あれ」と差す。

なんか男同士で盛り上がってて入りづらかったらしい。


4人はすぐに

本当に不思議なほど、すぐに仲良くなれた。

戻せない過去はもういい。

助け合って生きて行こう。そう思った。


普通、大人になってから葬儀なんかの席で

いきなり兄弟です、なんて言われても

その場限りで終わりだろう。

育った場所も環境も違うのだ。

別々でそれぞれの人生を歩んでいるのだから

それが普通で当然だ。

誰かを失ってしまった事から立ち直るのに

それどころではない事も珍しくないだろう。

ただ自分達の場合、

音楽があったから仲良くなれた。

本当に兄弟として出会う事が出来た。

出会ったその日に仲良くなれなかったら

その続きは無かっただろう。

生まれて始めて

自分の人生に

幸せという言葉を使ったかもしれない。


まさか30も過ぎて

こんなにびっくりするような事が

自分の人生に起こるなんて

思いもよらなかったよ。


これからは

東京に戻っても

弟がいるんだな。

慣れるのに時間が掛かりそうな

不思議な感覚だった。

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