当時(90年かな)はまだ所謂ジャパメタの余熱が残っていて
元 Mephistopheles、元 X のメンバーが作ったバンドに
入りたかった歌い手は大勢いたらしいし、実際に
「おめーが新しいボーカルかよ」
「おめーかよ、俺らの憧れの先輩のバンドで歌うのは」
「おめーなんか知らねーよ」
ぐらいのことは言われたし、嫌がらせもうけた(笑)
ボーカリストに限らずね。
女の子かよ、とか思いつつも
ちょうど自信を無くすような事がスタジオであったりしたので
実はちょっと落ち込んでみたりもしてた。。
それは、最初にスタジオに入った時の事だった。
楽しく喋りながらセッティングして
いざ音出し!
あれ、あれ?
歌が聞こえない。
。。。。声量が足りない。
スタジオに漲るガッカリ感。。。
。。そして険悪な感じ。
Coat Of Arms は半端無く生音がデカイ。
特にドラマー。
この人、リハなのに平気でスネアのリムが割れたり、
バスドラを打ち抜いたりする。
自分はそれまで、まともなバンド経験は無かったものの
声はデカイと思っていただけにショック。。。
一瞬、ミキサーの1chに繋いであったマイクを
2chに代えてみようかと思ったけど、
なんか、やればやるだけ恥をかくような、
男らしく無い気がして代えなかった。
そして何日も、何日も、
声量が無い、声量が無いと
いじめられ続けるのであった。
メンバーからは認めて貰えないわ、
まだライブの一回もやってないのに
取り巻きどもは歓迎しない感じだわ、
街は右も左も判らないし友達もいないわで、
さすがに寂しくなってたある日のスタジオ。
なんとなく試しにマイクを2chに差したら、、、
出るわ出るわ、
。。声がぁーーっ!!。。(笑)
つまり、そこのスタジオのミキサーの1chが死んでただけだった。
みんなに歌うるさいから下げろ!とまで言わせました(笑)
歌声で悲しみが吹き飛んでいって笑いが込み上げるあの感じ、
今でも鮮明に思い出せる。
その日から今日(こんにち)も、
どのスタジオに行っても絶対に、
1chからは差さない(笑)
みんなが良く使うチャンネルだから
壊れてる可能性も高い、と言う事を学んだのであった。
あんなに思い詰めてた自分が甘酸っぱくも恥ずかしい。
つづく
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上京直前に大濠公園にて当時のマブダチと。
お別れだから、と写るんですを買って来てくれた。。
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