鍋を片手にしゃがみ移動でテレビの前に戻り、
丼に移して、いざ食べようと箸を付けたその刹那、、、、!
隣の部屋で寝ていた同居人があまりの騒ぎに起き出し、こう叫んだ
「火事! 火事だよっ!!!」
振り返ると、寝室の大窓は真っ赤に染まっていたのである。
「え"!☆?☆?☆!☆?☆?!」
怒号、銃声、そして
ほのぼのかつ切ないドラクエの音楽をバックに
2秒くらい固まってみたものの
事態がまったく飲み込めない。
銃撃戦に火事?? 焼き討ち?
なにこれ、北斗の拳?
玄関を飛び出し、騒がしい裏手の火事現場に向かいながら、
何となく事態を認識し始める。
そこにはヤクザ達の影などない。
あるのは異常に高い気温と不安そうに荒ぶる人々の叫び声、
そして激しく燃え盛る木造アパートから聞こえる木々の破裂音だったのだ、、
現場では消防士が、水の出てない平らなホースを握って立ち尽くしている。
騒ぎが始まってから20分は経ってるのに、水出て無いはマズいよね。
恐怖と怒りが俺を支配しようとする、、
こういう時に呆然と立ち尽くす人とそうでない人がいる訳で
暗闇の中、赤く熱く照らされながら考える
何が出来るか、すべきかを、、
悪魔の手をすり抜け、部屋に戻り何を持って逃げるかを考える。。
あ! と振り返り
王様に会いに行ってドラクエをセーブし、カセットをポケットに入れる。
そしてレコードのラックと高価なオーディオ機器の山を見つめて半笑いになる。
こんなの持ってけねーよな。はは。
結局、一番高価なヘッドアンプを持って行こうと決め裏側の配線を片っ端から外す。
うーむ、レコードは入手困難なのだけを何枚かチョイスだな、ってしてると玄関にノック。
「早く避難して下さい!」って銀色の服を着た人が現れる。
「水は?」
「出てます」
『おせーんだよ!!』、を噛み殺し、今一度現場へ行ってみる。
燃えてる、燃えてる。
どのくらい燃えてるかと言うと Samhain III のジャケか!つーくらい燃え上がってる。
Fire Woman かよ、In Fire / Vicious Rumors かよ、Damzell かよ。ってね。
冷静さ失うわほんま。
しかし対応遅すぎるだろ。
ここから一騒動あったのだけどブログ向きじゃないのでやっぱり割愛。
暫くして鎮火。
やっとだ。。。
結果はアパートが1棟全焼。一人暮らしの婆さん宅の石油ストーブから出火。
幸い死人は出なかったらしい。
自分のアパートは危うかったけどなんとか無事だった。
長い夜が終わった。。。
いつも以上に異常に散らかった部屋に一人無言で座り
ポケットからドラクエのカセットを取り出しテーブルの上に置く。
カセットの横の丼には
見た事もないほどに膨れ上がったマルタイラーメンが
冷たくうなだれていた。。
ターラーラー、ララ、ラララーラー
lml[I_I]lml
November/Coming Fire/Samhain

¥1,694
Amazon.co.jp
マルタイ マルタイラーメン 164g×30/箱〔ケース〕
¥3,466
楽天