私が絵を描く時は、可能な限り実物を見ながら絵を描くようにしています。


実際にモチーフを見た時の瑞々しさや、本物の色の美しさを絵に表現したいからです。


すぐその場所を帰らねばならない時や、スケッチが出来ない場所では写真を撮影して帰るのですが、やはり実物を見ながら描いた絵の方が生き生きとした絵に出来ていると感じます。


それに加えて、写真特有のパースがついてしまうという事もあります。


写真をそのままそっくり写したんだなと分かる絵画がありますよね。


その効果をわざと狙って描く作家もいると思いますが、私はやはり自然な植物や動物の佇まいを表現したいと考えていますので、それを避けたいという思いもあります。


どちらにせよ、私の絵においては実物を見ながら描くという事がとても重要な要素の一つなのです。