「猫の絵は可愛くないと売れないよ」


大昔の広島市での個展の際、お客様からこんなことを言われてしまいました。


目つきがキツいと確かに見る人は良い気はしないかもしれませんね。


私もその時はまだまだ学生でしたので、特に説明出来るわけでもなく少し落ち込んだのを覚えています。


しかし今でしたら堂々とご説明出来ます。


「猫って目つき悪い子たちも可愛くないですか?」


お目目まん丸の猫だけが猫ではないと思うのです。


その生き物の自然なただずまいを描きたい私からすると、やはり目つきの悪いまま描きたいと思ってしまいます。


世の猫好きさんたち、共感いただけるでしょうか。