早くまた会いたい、一緒にいたいなぁという
欲求が増し増しのマリコ。
来週、東京にいくので、帰りにちょっと
ネコオくんの家に寄って顔見たい・・・
ダメダメ。
電話で10分くらい喋りたい
検討します。
え、10分程度の電話なのに
検討しますって・・・何?
わたし、拒絶されてる?LINEも朝におはようのスタンプを押しても既読になるのは夜だし、私に全然興味なさそう。
押せば押すほど引いていく。
ネコオくんの心のシャッターが毎日毎日、
音を荒立てて、ガシャーンと閉まっていく。
私たちの関係が、どんどん悪化していくのはわかる。
そして某日のこと。
この仕事を始めてから13年、
こんなに怒りが心頭することはないわ!
っていうくらいのレア事件が勃発。
とにかく、冷静になれないし、
心を落ち着かせたい、
誰かに聞いて欲しい
「ネコオくん、起きてる?」
「もうねるよ」
「あのね、いまちょっとショックなことがあって、慰めてほしいんだけど」
「話して」
「あのね◯◯◯◯◯◯◯◯」
「それはひどいね」
ラインのやりとりじゃ、時間がかかる。
電話でちょっとだけ話したい。数分で済む!
「あの、もう少し話せる?」
「起きてられそうにない」
「寝ててもいい、私はこのままじゃ眠れないから。」
「ごめん、おやすみ」
試合終了
まじで、寝る?もう既読にすらならない。わたし、緊急非常事態宣言レベルなのに。こういうときこそ頼れるのが彼氏じゃないの?悲しすぎる。
夜中に長文の支離滅裂LINEを送ったら、ネコオくんは、明日の朝、それを読んで、フォローのメッセを考えなきゃならなくなるから、送るのはやめておこう。
翌朝・・・
ネコオくんからは、なんのフォローもない。
さすがに、これはもう婚活どころじゃない。
恋人同士としての関係が辛い。