日本シリーズ2020ご視聴ありがとうございました。

何とかプラスでまとめられました。

最近リーグ戦でもそうだったのですが
『手は入るけど(ドラ暗刻など)アガリまでいかない』
という状況が続いていました。

昨日も開始時になんとなくですが
「今日もか・・」と感じ、ならばと取った策が
『イーハン下げる』
僕にとってはそれがすなわち【鳴き】でした。
苦手という訳じゃないですが上手くないんですよね。(汗)

昔、鳴きを多用していた頃があって、その精度が今考えると
「穴を掘って入ってしまえ」
くらいのレベルで、テンパイ率と放銃率が比例してしまう始末。(涙)

古川さんや沢崎さんなどの連盟の先輩方には
「鳴きの名手」がおられます。
僕が思う彼等のすごい所は、4枚立てになっても危険と感じれば「オリ」を選択し、さらに放銃しないでオリきれる所です。

リーチ宣言は発声時が勝負所ですが、鳴きからのテンパイは、何度でも変更できる分だけ見極めが難しいと思います。

【4枚立てでマンガン手をテンパっているのにオリる】 

【4枚立てでノミ手なのにアガリきる】

何度も目の当たりにして来ました。
先輩方が長年培ってこられた「読み・感性・力」があっての成せる技なんだなと痛感しました。

僕自身が元々不器用なので『鳴き』に甘えて、『鳴かない』我慢ができなくなってしまい、バランスが壊れて勝てなくなった時期があって、その時改善方法として決めたことが
『鳴き=1ハン下げる』
と強く自分に言い聞かせるとこでした。

そうこうでたまたま勝率が上がると、
ゴリゴリの『面前派』になってしまい、ますます『鳴き』と言う戦術に距離ができてしまいます。

普段大切に扱っていないのに、いざって時に上手く使える訳がないですよね。

麻雀において
『自分の時間帯で自分のスタイルで勝つ』
これが目標で理想です。

そこに行きつく為の手段として、それとの距離を縮めようと、前々回のリーグ戦時からまた歩み寄ることにしました。

余談ですがリーグ戦時、今期昇級してきた寿人が、ピンフのみの手をダマで構えます。
僕が知る限り今までの寿人ならほぼリーチでした。
むろん一発・赤アリ等のルールなら間違いなくリーチでしょう。
「リーチって言いたいの我慢してるんだろうなぁ」と、思いながら「ロン、1,000」とアガる寿人を見て、
勝つ為の我慢と姿がめっちゃカッコ良いんですよ。
第1節の初戦こそマイナスでしたが、
第3節には寿人らしい麻雀で3位に上昇しました。
「プロは勝ってなんぼ」後輩であっても学ばされます。

話はもどって、昨日は「たまたまうまく行ったな」というのが本音です。

今はまだ諸刃の剣とも言える『鳴き』を、目的の為の手段として要所で使える剣として、もっと研がなくてはなりません。

ポコ吉に「クマのプーさん、鮭じゃなくクジラを捕るー」くらい言わせないと・・(汗)

【五十而知天命】
僕の天命とはまだまだ「学ぶ」ことなのかもしれませんね。


〈振り返り〉

昨日の7回戦 南4局3本場ドラ東(2:40:46~)
3巡目下家の本田さんがオタ風の北をポン。

ラス目の本田さんと堀さんの点差が本場込みで3600点。

ドラを抱えてのマンズホンイツと予想。
マックスで中・發・ホンイツドラ3のハネマンがあるので
發とマンズをケアしながらの進行となります。

三五七八233677⑥⑦發 ツモ五

ここが分岐点だった気がします。
今思えばチートイにするべきでした。

僕の打牌は7、なんとなく手がまとまればテンパイとるかあくらいの感じのなんとも中途半端な打牌。

その後のツモが 七・2と来て
三五五七七八223377發
のイーシャンテンまではこぎつけていました。

そして敗因は、
藤崎さんが打三(99.999%テンパイ)の時に三を合わせたこと。

まだ、イーシャンテンかもしれないし、藤崎さん来てるから闘ってもらおうかな。くらいの安易な考えでした。

白鳥が言うようにハネマンツモられても順位は変わらないから
早めに鳴かす手もあったなと。

結果 、ツモ3暗刻3本場で 
1,600・2,900・忍忍
きれいにまくられました。

いやーマジで強かったです。(涙)
次は絶対負けないように頑張れ俺!

〈おまけ〉

以前某番組で瀬戸熊さんにとって藤崎さんはどんな人ですか、と質問されました。今なら迷わず答えます。
「毒と薬を一緒にくれる人です」
ってね。