※CONFIDENTIAL=機密 Ultra Top Secret(最高機密), Top Secret(機密) , Secret(極秘), Confidential(秘), Restricted(取扱注意)/セキュリティクリアランスについてのせとけんブログ
※GENERAL HEADQUARTER=GHQ 連合国軍最高司令官総司令部 日比谷の第一生命ビルにあった
※CIE=Civil Information and Education Section つまり、GHQ民間情報教育局のこと
※Supreme Commander of Allied Powers=SCAP は、連合軍総司令官=ダグラス・マッカーサー
※上の画像はマッカーサーがGHQの民間情報教育局にWGIPの重要な局面(Important phase)に取り組めと指示するConfidential Document=秘密文書の一部です


SNS上で、キリスト者の皆さんが「天皇制」について賛否の意見交換をしています。そこで投稿した私のコメントは、基本的に私自身のクリスチャンとしての天皇制についての考え方をお伝えするものでしたので、ここにブログ記事として転載します。

ここでの天皇制の議論は主に明治150年くらい最近のお話しなのかなという気がします。特にキリスト者として天皇制に反対する根拠は戦前の国家神道との関わりを強く意識したものなので、もっと最近のことなのかなと思います。大日本帝国憲法に規定された「統帥権」の問題は無視できない政治的な課題だとも思います。
私は個人的に天皇陛下に間近にお目に掛かったり、皇后陛下や皇太子殿下からお言葉を賜わったこともあり、現在の日本にとっていわゆる皇室外交の役割は重要だなと考えている者の一人です。
だからと言って、天皇制を否定的に捉えているキリスト者がおられることに反論する気持ちはありません。
戦後、マッカーサーが日本が二度とアメリカに逆らわない国にするという明確な意志を持って占領政策をデザインした。私はむしろこのことにすべての日本のキリスト者が目を向けて欲しいと願っています。
War Guilt Information Program=戦争に対する罪責感を日本人に植え付けるプログラムは、その罪状認否を東京裁判によって定義付け、検定教科書と指導要領を政府に作成させて、教育委員会制度を創設してこれを70年間、徹底して実施してきた。凄い計画。
そして日教組や社会派キリスト者にさきの戦争における日本軍国主義に対する罪責感とアンチテーゼが心と精神に深く浸透していることを放置して、彼らを上記洗脳プログラムの旗手として利用した。不作為の作為。
本来、人間が持つ原罪はイエス様が洗い清められたという福音伝道がキリスト者の務めであり、伝道の目的なのに、日本人に罪責感を徹底的に浸透させるというマッカーサーの占領目的があったために、戦後の日本伝道は結果的に日本人を解放することには繋がらなかなったわけです。宣教師の墓場。
もちろん、日本が宣教師の墓場と呼ばれる根本原因は、実はキリスト教が人々に広めようとする究極の神の愛の姿が、日本民族と日本社会に古くから既に浸透し、もはや宗教と言う領域を超えて存在していることが原因だと主張する人々がいらっしゃいますが、私もそれはそうだろうと思います。
まずは日本人がマッカーサーのWGIPというくびきから解放され、健全なセルフイメージを回復し、その姿で聖書と向き合うこと。このことにみんなで至ることが大事なんだと思います。

瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
内外情勢フォーラム代表
CEO, Naijyoforum