あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))/童話屋

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『これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。「放棄」とは、「すててしまう」ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。』(新しい憲法のはなし/「六 戦争の放棄」より引用)

私は日本国憲法が大好きです。その理念、理想が大好きです。上記に引用した個所は、特に中学生時代に鮮烈な印象として、今でも私の脳裏に焼き付いています。

ですから、自衛隊の存在が「違憲合法」だと言われる論理に、日本国という国家のあいまいさを青年期から感じ続けてきました。「自衛隊って、陸軍でも、海軍でも、空軍でもないのだろうか?」というシンプルな疑問です。

私はこのような本質的な議論を日本国民は避けてきたのではないかと最近では思います。自衛隊の存在を認めるのか、認めないのか。集団的自衛権とは一体、どういうことなのか。

そのような議論があって、それでは「憲法を変えよう。」というのが本来の議論だと思います。

しかし、日本社会は色々な部分で機能不全を起こしていて、本質的な議論を避けて、法解釈によって様々な施策を正当化してきたために、論理的なほころびが、利害のしがらみが、社会のあらゆる分野に表出してくるようになってしまいました。

日本人の平和に対する意識。日本人の違いを受け入れ、乗り越えていく感性。日本人の美学。これらはいずれも世界に誇るべき日本人の国民性の高さを物語っています。

ひょっとしたら、日本人は世界一、幸福な国民なのかもしれません。日本人は世界一、民主的な国民なのかもしれません。侃々諤々議論しなくても、お互いを思い、全体の利益になり、弱者を思いやる結論を導く高度な意思決定のプロセスと能力を持った国民なのかもしれません。

しかし今こそ、憲法についての正確な再認識と、国民的なコンセンサス形成のための議論を始める「時」を迎えつつある。私は、今日的な改憲論議を、そのような方向に進めていきたいと考えています。

是非、皆様も「新しい憲法のはなし」(300円)をご購入下さり、熟読して下さり、日本国憲法についての本質的な議論にご参加下さいますよう、お願いしたいと思います。

「だれもが幸せなまち」を日本国中に広げていくために!

瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
日本維新の会参議院全国比例区公認
Propotional Representational Candidate for
The House of Councilors,Japan Restoration Party

キーワード: 日本国憲法 違憲合法論 憲法改正 改憲 平和憲法 副読本 自衛隊 集団的自衛権 特別多数議決 憲法96条 憲法9条