草加市議会議員 瀬戸健一郎 オフィシャルブログ「だれもが幸せなまちをつくろう!」Powered by Ameba-瀬戸健一郎-b


暑中お見舞い申し上げます。

久しぶりのブログ記事の更新です。3月11日に発生した東日本大震災の爪痕にいまだ多くの日本国民が苦しんでいます。節電に対する意識の高まりと、暑さもあまり厳しくはないので、静かな夏が過ぎようとしています。

■大震災の思わぬ余波~ふたたび正常化へ!

私ごとですが、これまで6年間頼りにしてきたネイティブの先生が大震災、特に放射線の影響を心配されたアメリカ本国のご家族の強い意向で帰国することとなり、新年度が始まったばかりで、大きな課題を抱えこむこととなりました。

「お前たちはいいが、まだ6歳の孫娘が心配だ。お前たちが暮らす家は用意したから、すぐに帰ってきなさい。」

そんな親心に立てる言葉などあろうはずもなく、年度途中での離職を了解したわけです。

ようやく、先週になって、新学期からの新しいネイティブの先生が決まり、子どもたちの言語とコミュニケーション能力の開発、グローバルな人格の形成に資する最良の学習環境を創る意欲に再び燃えているところです。

■私の人生の意味って?~教育と政治に関われ・・・。

「教育と政治に関われ。」これが私の人生の意味なのだと、あらためて感じ始めています。

獨協大学在学中から、ECC外語学院で一般英会話を教えながら学費を工面し、恩師・白鳥令教授のゼミナールで学んだのも、英国エセックス大学で選考したのも、政治学でした。

獨協大学卒業後、白鳥名誉教授の私設研究所に就職し、政治学という学問を実社会につなげていく恩師の活動に関わらせていただきましたが、その間も、ECCでの非常勤講師は続けていました。

1990年に草加市議会議員に初当選させて頂いた年には、ECC時代の恩師が独立し、議員となった後もそのお手伝いをさせて頂きましたが、それがイングリッシュスクエア北浦和本校でした。

「教育と政治に関われ。」一見、まったく異なる職業がどのように私の人生の中でひとつになるのか、正直まだ、それは分かりませんでした。

■私の人生の意味。~教育と政治に関われ!

草加市長選挙に破れ、公職者としての立場を離れた失意の中で残ったものは英語の先生という選択肢だけでした。イングリッシュスクエア草加校を開校したのはそんな中での決断でした。しかし、私以外の候補者が全員、結果的に各政党の推薦候補となった中で、唯一完全無所属候補となった私を孤立させず支え続けてくれた地元支援者の皆さんが、失意にあった私を励ますために餅つき大会を開いてくれました。それは私のその後の人生がどんなものになろうとも一生、生き抜くだけの力を与えてくれました。

「この人たちのために、働きたい。」純粋にそう思えました。

昨日、ある会合が都内の某レストランでありました。大先輩であり、その会の発起人代表的な立場のその方が、「瀬戸君、いい表情になった。以前は君に野心を感じたけど、それが取れたな。」と言って下さいました。確かに、教育も政治も人を活かすことに関わる仕事です。だから私はその両方にそれぞれ遣り甲斐と喜びを感じてこれたのかもしれません。

「教育と政治に関われ。」その意味も、ようやく分かってきたような気がします。

■石上十年~大山倍達先生の言葉が身に沁みます。

イングリッシュスクエア草加校開校10周年を迎える今年、あの草加市長選挙の敗北から今月で満10年目を迎えます。この10年間、私は私なりに訳もよく分からぬまま、ただがむしゃらに市議会議員と英語教育に取り組んできました。そしてひとつのビジョンが鮮明に見えてきつつあります。

「草加市を日本一の文教都市にする。」

幼児の保育は、公立保育園、民間認可保育室、認定家庭保育室の異なる3つのメニューから子育ちに合わせて選べる環境を充実させる。認定子ども園など幼保連携も推進して、子どもを行政の都合で色分けすることのないように、子どもの育ちと個性に立脚した制度設計を行う。

学童の保育は、必ずしも学童の年齢で分けるのではなく、保育を必要とする子どもに保育が行き渡るように環境をさらに拡充しますが、一方で親離れや自立の早い子どもたちについては放課後全児童対策である「スタディ・アフター・スクール」を実現する。

獨協大学や文教大学の教職志望の学生を「スタディ・アフター・スクール」での自習支援員として採用し、ペーパー試験では分からない先生としての資質や適正を引き出し、有望な人材を草加市教育委員会独自に採用できる制度改革を求めていくといいと考えます。

ALT(外国語指導助手)も地域に在住するネイティブや獨協大学や文教大学の海外の学術協定校から採用する門戸を開き、コミュニティ全体に広がりが期待できる有機的なプログラムに制度を創り変えていくといいと思います。

さらに、一向に実効性が発揮されない日本の小中学校における外国語教育については、イングリッシュスクエアで実績のある15人学級による徹底した音読指導を導入することによって、子どもたちの飛躍的な英語力の向上が実現できると私は確信するに至りました。

そのためには、英語科の先生を加配する必要があります。専科の加配教員、もしくは特殊な教授法を習得したALTが必要になりますが、これによって増員しなければならない英語科教員数は、単純にクラス数が増える割合以下に抑えることは可能で、私が経験してきた英語教室の経営ノウハウが活かせると考えています。

子育て・子育ちサポート日本一!
草加市の公立小中学校は日本一の英語教育を行っている。
だから・・・
高齢者・障害者を支える担税力のある若い世代が定住したいと思える、
だれもが幸せなまち―草加が実現する。~これが瀬戸健一郎のビジョンです。


長年、市議会議員として行政の実態、教育委員会の実態をつぶさに学ばせていただいたことが、自分の英語教室運営のノウハウや教育に携わってきた者として形成されてきた理想と理念が、ようやく私の中でひとつになりつつあります。

私が社会に何をしてもらえるかではなく、私が社会に何をすることができるのか。そんな哲学する時間が持てた数カ月間でした。

また、少しずつブログをアップしていきます。皆さんの声を、引き続き、私に聞かせて下さい。

だれもが幸せなまちを共に創るために!

瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor