※もうすぐ結婚一周年を迎えます。今年もお世話になります。


正月に松飾りを飾る家や会社が減ってきているそうです。私が統括責任者を務める「イングリッシュスクエア草加校」の松飾りは、今日1月15日まで飾っています。もともと小正月(こしょうがつ)という正月の満月の日~旧暦の1月15日まで松飾りを飾ったことから、この日までを「松の内」(まつのうち)と呼んだそうです。

■鳶の頭に松飾り。~草加宿の歴史と文化と伝統と・・・

イングリッシュスクエア草加校も今年で創立10周年。草加宿の壱丁目に開校して以来、壱丁目の鳶頭(とびがしら)に松飾り(門松)を飾って頂いています。

草加市の旧町と呼ばれる地域は、草加市役所がある壱丁目町会から草加松原の札場河岸(ふだばがし)に至る六丁目町会まで6つの町割りがあり、それぞれに神社が祀られています。そして綾瀬川の流れによって、六・伍・四丁目が「上」(かみ)、三・に・壱丁目が「下」(しも)と呼ばれ、「上」には「神明宮」(しんめいぐう)、「下」には「八幡神社」(はちまんじんじゃ)があって、それぞれの「神輿」(みこし)を「渡御」(とぎょ)する祭礼を守ってきました。

6つの町会が「上」と「下」に分かれて、3町で毎年、それぞれ交代で「年番」(ねんばん)を務め、それぞれの「若衆会」(わかしゅうかい)が「神輿渡御」(みこしとぎょ)します。「上」の祭りが9月、「下」の祭りが7月にあるため、「上」「下」の年番若衆会が相互に支援し合って、渡御することも多く、今でも交流が盛んに行われています。

「神輿」があるから、「祭り」があり、「祭り」があるから、「鳶頭」や「若衆」が居る。

草加にはこのような歴史と文化と伝統が「かたち」として残っています。

■温故知新~私たちを支える地の力。

思えば、私と山川百合子さんが出会ったのも、「神輿」の下でした。私は「壱若会」(いちわかかい)の役員、彼女は「伍若会」(ごわかかい)の仲間。「上の祭り」の年番を「伍若会」が務める同じ年に、「下の祭り」の年番を「壱若会」が務める。だから、「壱若会」と「伍若会」の交流が盛んになります。

私も百合子さんも、今はクリスチャンになりました。お互いに海外経験も長いので、グローバルな世界観を共有しています。しかし、昨年の2月11日(建国記念の日)の結婚式までの道のりや、今があるのは、そんな私たちを優しく親身に支えてくれた、そんな草加人(そうかびと)たちのお陰でもあるのです。昨年5月にはアコスホールで盛大な「結婚を祝う会」を開いて頂き、旧町の鳶頭と壱若会、伍若会の会長が先導して下さり、めでたい木遣(きやり)を披露して下さいました。

温故知新~故(ふるき)を温めて、新しきを知る。

そんなことを深く思わされたお正月でした。

■「変える覚悟と曲げない勇気」~新春に思うこと。

草加を変える。―初当選以来、私がこのスローガンを掲げるまでもなく、確かに草加市は変わり続けてきたのかもしれません。そして今も、変わり続けていくことが求められているのだと思います。なぜなら、自ら変わる覚悟があるものだけが、時代の変化に取り残されずに生き残り、歴史や文化や伝統を育んでいくことができるからです。しかし、時代の変化に流されて、曲げてはならないものを曲げてしまっては、歴史も文化も伝統も失われていくでしょう。

「人は何とも言わば言え。我為すことは我のみぞ知る。」(坂本龍馬)

たとい、どんなに時代の人々に理解されなくとも、自分への評価を恐れずに、世のため、人のために為すべきことを為す。そんなことを革めて「新年の抱負」として考えています。そして、次のような言葉を思いつきました。

「変える覚悟と曲げない勇気」(瀬戸健一郎)

変革の能動者たらんとする覚悟と筋を曲げない勇気。そんな気持ちで、これからも活動していきます。もちろん、皆さんに理解されるように、ブログやツイッターでの情報発信と対話が第一ですから、どうかこの一年もダイレクト・メッセージやコメントでからんで下さいませ。

■もうすぐ結婚一周年。~ハネムーン気分はもう少しおあずけ!

結婚して、たった一年間の間に、参議院選挙があり、市長不信任可決による解散・市議会改選があり、市長不信任再可決による市長選挙があり、私たち夫婦にとっては、実にあわただしい一年でした。さらに今年の4月10日には、統一地方選挙で山川百合子が3期目の洗礼を受けなければなりません。

二世誕生はまだなの?~これが多くの支援者の皆さまの共通の声です。

しかし、草加市に大きな足跡を残された女性市民活動家・義母・山川令子さんの遺志を継ぐ山川百合子が自分の足で立つ正念場の選挙戦を勝ち抜くまでは、なかなかハネムーン気分にも浸ってはいられないねと話し合っています。これをクリアすることが出来たら、励みます・・・。などとお応えしています。

どうぞ、今年一年が素晴らしい一年になりますように、みんなで元気に頑張っていきましょう!

「だれもが幸せなまち」に、「草加を変える。」ために!

末筆ながら、皆さまにとりまして、祝福に満ちた一年でありますよう、お祈りしています。

瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor