草加市議会議員 瀬戸健一郎 オフィシャルブログ「だれもが幸せなまちをつくろう!」Powered by Ameba-秋葉広島市長

※推薦のことばを寄せた秋葉忠利広島市長と妻・山川百合子との記念写真。


結婚、祝う会、市長不信任議決、議会解散、市議会議員選挙、市長不信任再議決、市長選挙と今年、2010年はめまぐるしく過ぎ去ろうとしています。市長選挙が終わり、新市長が誕生して、ようやく落ち着きを取り戻しつつあると感じます。

思えば1年前、瀬戸健一郎&山川百合子の婚約が新聞報道された頃、早稲田大学で開講されている「国際情報通信の発展と平和―隔ての壁の克服」という演習に山川百合子が講義の依頼を受けて、二人で学生たちと交流する貴重なチャンスを得ました。

この演習の講義記録『平和と国際情報通信―「隔ての壁」の克服』がこのほど早稲田大学出版部から出版され、12月17日に開かれた出版記念会に夫婦で招かれ、出席しました。

平和と国際情報通信-「隔ての壁」の克服
加納貞彦 (編著),本間 勝 (編著),石戸 充 (編著),藤末健三,兼田麗子,野村彰男,山川 百合子,矢田部 治子,全容均ステファン
早稲田大学出版部

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講師陣9名がそれぞれの「平和」への取り組み体験を話す講演録であり、研究論文というよりも実学的要素が多極的に織り込まれた秀逸の書物に仕上がっています。広島市の秋葉忠利市長も議会日程を終えて駆けつけ、国家レベルではなく、都市レベル、市民レベルで「世界平和」に取り組むことが大事であり、効果的な方法だという趣旨でスピーチをしました。

ちなみに、山川百合子の講演テーマは、『「構造的暴力」に立ち向かう―東チモールから埼玉県へ』というもので、「人間の可能性を100%開花させることを妨げる力を暴力と言う。」と定義した政治学者ヨハン・ガルトゥング氏の政治理論を中心に、世界的搾取の現場からフェアトレードコーヒーの栽培から商品化までを手掛けた自己の経験談をもとに、日本社会に潜在している構造的暴力を取り除き、すべての人を解放し、真の自由を実現するために、現在、埼玉県議会議員として活動しているという講演内容でした。

妻は英国で開発学を専攻しながら、「構造的暴力」との戦いが始まり、私は英国で政治学を専攻しながら、「構造的暴力」との戦いを意識し始めました。まだお付き合いをし始めて間もない時期に、政治学者ヨハン・ガルトゥングが共通の話題になったことも不思議なことでしたので、特別に二人で一緒に講義を担当させて頂いたものです。

「平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。」(聖書/マタイ5:9)今回の出版記念会には、秋葉市長をはじめ、YMCAや待臨集会のクリスチャンである大先輩方、AFSの多くの帰国生の皆さまとお目にかかれて、光栄なひと時が持てました。

草加市の非常事態の正常化に大きなエネルギーを傾けてきましたが、目の前のことを大事にしつつ、より大きな活動領域を意識しながら、これからも若い頃からのモットーである「地球的視野・地域的行動」を実践してまいります。

「だれもが幸せなまち」に「草加を変える。」ために!

瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor