こんばんは、赤髪です!今回はずっと後回しにしていたオリスト長編1作目「The Historic Engines」の裏話なんかを投稿します。では挨拶は手短にして本編をどうぞ(

 

●ストーリーや設定の変更
 まず今回長編1作目を書き換えた理由から言いますと、あまりにも気持ち悪い設定を取り消し、新しいものに書き換えたかったからのが1番の理由です。6年前に書き上げた時点では初心者あるある()でオリキャラや公式作品から影響を受けたオリジナルスポットが登場しまくっており、もっと言えばそれらが今後のシリーズに登場する予定がほぼ無いうえに、悪い影響を与え益々活躍させにくくなり、無駄なもので特段需要が無いと気づき、なら原作の設定を取り入れて一から書き直した方が今後も活躍させやすいのではと思いつきました。
 6年前に投稿した第1稿と変わらず本家の「ミスティアイランド レスキュー大作戦」、「ブルーマウンテンの謎」、「飛び出せ!友情の大冒険」に影響を受けておりますが、今回は第1稿の時点で存在していた「狭軌の機関車を標準機に改造したオリキャラ」「エドワードの支線にある閉鎖された精錬所」などのオリジナル要素は殆ど削除しています。狭軌の機関車をベースに標準機の設定にするのも、小さな支線に忘れ去られた使われていない精錬所が存在する設定も自分の好きなもの詰め込んでる感丸出しだし、違和感があって気持ち悪かったので(笑)
「ソドー島の謎を解く」「恐怖に立ち向かう」「存在価値」と言うテーマは今回も引き続き取り入れたかったので、原作の設定に存在するウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の機関車達は引き続き登場させましたが、今回は第1稿で登場させ過ぎた無駄なオリキャラ達を省き、ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道と同年代に存在したソドー・アンド・メインランド鉄道の機関車「ニール」を新しく加え、「ソドー島の謎を解く=ソドー島を支えた鉄道の歴史を紐解く」と言う要素に変え、そこからタイトルも「The Historic Engines(歴史的な機関車達)」に変更しました。
ただ「時代に取り残された機関車達の再起」、「恐怖に立ち向かう」と言うテーマが強く「ソドー島の謎を解く(歴史を紐解く)」と言うテーマが薄まり、そこまでウェルズワース・アンド・サドリー鉄道やソドー・アンド・メインランド鉄道、ニールについて深堀出来なかったのが残念なポイントの1つと言えるかも知れません。
 本編中も当記事でもウェルズワース・アンド・サドリー鉄道やソドー・アンド・メインランド鉄道について触れすぎて存在が薄れていますが、今回の主人公はあくまで「トーマス」です。第1稿同様「古い機関車達の再起を手伝いつつ、トーマス自身も信頼回復を目指し、存在価値を見出す」と言うのは変わりありませんが、「パーシーとのいざこざ」また「トーマス不在中に『トルネード』と言う機関車と交流を重ねる」と言うストーリーはオリキャラが増えすぎたり、ストーリーが大きくなるのを防ぐためまるまる削除しました。ただし「存在価値」と言うテーマを少しでも濃くするため、存在価値に関して口論したパーシーとの和解やトーマス不在の間支線で働くパーシーが大変な目に遭っていたというのはPart 4のラストで少しだけ触れさせています。
前回登場した「エドワードの支線にある閉鎖された精錬所」と言うオリジナルスポットを「ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道時代に使われていた古い操車場」に置き換えたり、ソドー・アンド・メインランド鉄道時代に使われていた「カーク・ローナン港」を舞台に登場させたのは自然で良かったと考えています。使われなくなった古い操車場ならソドー島のどこにでもありそうですし、カーク・ローナン港は原作に登場しているので今後、このブログの中でも出しやすいスポットになりますからね。

 因みにクリス達が働く事になったウェルズワースの大きな操車場と言うのは公式S3「ビルとベンのけんか(原題One Good Turn)」に登場する転車台のある操車場の事を指しています。以降当ブログではウェルズワース駅(エドワードの駅)に隣接する操車場を「ウェルズワース操車場」、転車台のある操車場を「ウェルズワースの大きな操車場(もしくはウェルズワースにある大きな操車場)」とします。
 

●オリキャラについて
 オリキャラに関してですが、第1稿の時点で登場していた精錬所で働いていたタンク機関車のコンビ「セイラ」と「セイヤ」、精錬所のホイールローダー「アニタ」、精錬所のクレーン「ジャンク」、ソドー島を手伝いに来た「トルネード」は今後活躍の機会が無い為削除及びブラッシュアップしたオリキャラの設定に取り入れました。
 またまた反省点なんですが、各オリキャラ達のモデル機は自分が良いなと思った機関車を参考にしている為、年代やリアリティなどに欠けている挙句執筆中に「ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の機関車達」の公式モデルが判明したのにも関わらず我を貫いた事に関しては猛省しております。以下キャラクター説明と変更点を記載します。

・クリス

モデルはケント・アンド・イーストサセックス鉄道の12号機、「Peckett & Sons Works」が1923年に製造した「Marcia」。車体色は赤。自分が大好きな「スマージャ」からインスピレーションを受けたオリキャラで、第1稿では「クリフ」と言う名前でした。現役時代から乱暴者で仕事ぶりは雑、口調も荒っぽい機関車でウェルズワース・アンド・サドリー鉄道が閉鎖されたからは存在価値を見失い、後ろ向きな性格となってしまいました。怖がりな一面もありますが「幽霊」だけでなく再び存在価値を失くしてしまう事も内心恐れています。

・ジャニス

モデルはAndrew Barclays Works 0-4-0ST No.1219「Caledonia Works」。車体色は黄色。僕っ子で男勝り。生意気でコンビを組んでいるクリスを兄妹の様に見ており、彼の事をからかうのが好き。第1稿では存在しないオリキャラで、第1稿の「セイラ」と「セイヤ」を基にしています。クリスとはキャラが被らないようにビルとベンやドナルドとダグラスと違い「喧嘩しても仲直りする」というよりも「喧嘩しても和解して仲直りするというよりも長年の関係から自然に仲直りしている、表向きは決して仲良く見えないがお互いの事は嫌っていない」設定にしました。因みに僕ッ子は完全に自分の好みです。

・ディーン

モデル機は「London,Tilbury and Southend Railway 1 class」がモデル。車体色は緑。親切で穏やかな性格をしており、クリスとジャニスを纏めるリーダー的存在。どこか夢見がちで冒険に憧れています。第1稿ではキーキャラクターでしたが、今回はポジションをニールに置き換えました。

・グレアム

モデル機はイギリス国鉄の20トンブレーキ車(公式第1話から登場しているオーソドックスなブレーキ車の使いまわしと思っていただければ)。無口で不愛想な性格。かつてウェルズワース・アンド・サドリー鉄道でディーンの相方として働いていました。現在はウェルズワース・アンド・サドリー鉄道に放置されており、今回はワンシーンでのみの登場となりましたが、今後も登場します。

 

 書き換えて気づいた変更点や修正点はこれぐらいでしょうか(そんなに変更点や修正点を紹介する事が無かったような……。)

 改訂した第1期は現在16話まで執筆しています。4月から投稿を再開していくのでお楽しみに!3月頃に雑記のようなものを書ければなあと。

 

 それでは今回はこの辺で(@^^)/~~~