前回の続き/ルー君の記憶が逆行
くすん、くすん
ちいさななきごえがきこえるの
くすん、くすん
とじこめられたくうかんで、きこえるの
くすん、くすん
なにがそんなにかなしいんだい?
なにがそんなにこわいんだい?
くすん、くすん、
ぼくとおんなじかおのひとは、ずっとないているんだ。
「だから俺は食料泥棒なんかじゃねぇーって!!!」
ああ、どうしてこんな事になったんだろう。
「嘘吐きやがれ!!さっき俺んところでリンゴ盗もうとしてたじゃねーか!!」
「だからあれは誤解だっつったろ!?財布を持ってたティアが遠くにいたもんだから金取りに呼んでくるってちゃんと説明したじゃねーか!!」
「いーや!あれは絶対にバックレようとしてたな!!」
「つーかその話はもう終わった筈だろ!?リンゴ代だってさっきちゃんと払ったじゃねぇーか!!」
「払った払ってないの問題じゃねーんだよ!一度罪を犯した奴は信用できない、俺んところじゃ飽きたらずシュウさんの所でも盗もうとしたんだろ!?」
「あ゛ー!!話が通じねぇオッサンだな!!俺はやってぬぇ!!!」
「うるせぇ!問答無用だ!!」
ああ、もう、本当に…
未来の記憶のお陰で不名誉な泥棒容疑をかけられず、無事エンゲーブの村にある宿へ泊まれると思ったのに!
宿の近くにあった屋台で売られていた美味そうなリンゴ…それに釣られて俺はリンゴを食べた。でも記憶のお陰で外の世界は品物の代金をその場で払う、ということを俺は知っていた。だからお金をちゃんと払って宿に向かおうとしたら、財布の管理はティアがしていたと、リンゴをかじってるときに気がついたのだ。
連れが財布を持ってる
いまから直ぐに金を貰ってくるから、ちょっと待ってくれ
-----まぁ、普通の人なら承諾などしないだろう。
案の定少し言い合いになって、色々とめんどくさくなった俺は商人を放置してティアにお金を貰いに行った。ティアからお金を貰って、怒ってる商人に金を渡す。物凄く睨まれて、俺が悪いのはわかってるんだけどなんだかムカついたから、俺も睨みつけて宿に向かったんだ。
すると人だかりができていて、なんでも宿を経営してるの主人食糧庫が荒らされていたんだと。
そして後ろからさっきの商人が騒ぎを聞きつけて、走ってくれば---------
「お前を今から役人に突き出してやる!!」
「だから誤解だっつってんだろおおおお!!」
両腕をもたれて、ずるずると引きずられるように連行される赤毛の子供。
抵抗しようとも大の大人、しかも全員男。見た目は17歳である赤毛の子、1人の抵抗など……
「は な せ よおおおおぉぉぉ……」
皆無に、等しいのだ。
「(…あのまま、捕まっていった方がルークの為かしら)」
ティアは、少し離れたところで傍観しながらそう呟いた。
くすん、くすん
ちいさななきごえがきこえるの
くすん、くすん
とじこめられたくうかんで、きこえるの
くすん、くすん
なにがそんなにかなしいんだい?
なにがそんなにこわいんだい?
くすん、くすん、
ぼくとおんなじかおのひとは、ずっとないているんだ。
「だから俺は食料泥棒なんかじゃねぇーって!!!」
ああ、どうしてこんな事になったんだろう。
「嘘吐きやがれ!!さっき俺んところでリンゴ盗もうとしてたじゃねーか!!」
「だからあれは誤解だっつったろ!?財布を持ってたティアが遠くにいたもんだから金取りに呼んでくるってちゃんと説明したじゃねーか!!」
「いーや!あれは絶対にバックレようとしてたな!!」
「つーかその話はもう終わった筈だろ!?リンゴ代だってさっきちゃんと払ったじゃねぇーか!!」
「払った払ってないの問題じゃねーんだよ!一度罪を犯した奴は信用できない、俺んところじゃ飽きたらずシュウさんの所でも盗もうとしたんだろ!?」
「あ゛ー!!話が通じねぇオッサンだな!!俺はやってぬぇ!!!」
「うるせぇ!問答無用だ!!」
ああ、もう、本当に…
未来の記憶のお陰で不名誉な泥棒容疑をかけられず、無事エンゲーブの村にある宿へ泊まれると思ったのに!
宿の近くにあった屋台で売られていた美味そうなリンゴ…それに釣られて俺はリンゴを食べた。でも記憶のお陰で外の世界は品物の代金をその場で払う、ということを俺は知っていた。だからお金をちゃんと払って宿に向かおうとしたら、財布の管理はティアがしていたと、リンゴをかじってるときに気がついたのだ。
連れが財布を持ってる
いまから直ぐに金を貰ってくるから、ちょっと待ってくれ
-----まぁ、普通の人なら承諾などしないだろう。
案の定少し言い合いになって、色々とめんどくさくなった俺は商人を放置してティアにお金を貰いに行った。ティアからお金を貰って、怒ってる商人に金を渡す。物凄く睨まれて、俺が悪いのはわかってるんだけどなんだかムカついたから、俺も睨みつけて宿に向かったんだ。
すると人だかりができていて、なんでも宿を経営してるの主人食糧庫が荒らされていたんだと。
そして後ろからさっきの商人が騒ぎを聞きつけて、走ってくれば---------
「お前を今から役人に突き出してやる!!」
「だから誤解だっつってんだろおおおお!!」
両腕をもたれて、ずるずると引きずられるように連行される赤毛の子供。
抵抗しようとも大の大人、しかも全員男。見た目は17歳である赤毛の子、1人の抵抗など……
「は な せ よおおおおぉぉぉ……」
皆無に、等しいのだ。
「(…あのまま、捕まっていった方がルークの為かしら)」
ティアは、少し離れたところで傍観しながらそう呟いた。