ASIMO(アシモ)は、本田技研工業が開発し、ホンダエンジニアリ
ング株式会社が製造し ている世界初の本格的な二足歩行ロボット。
予測運動制御によって重心やゼロ モーメントポイント (ZMP) を
制御して自在に歩くことができ、階段の上り下り、旋回、 ダンスなども
さらなる進化を遂げた「新型ASIMO」Hondaは、世界初※の自律
行動制御技術を新たに搭載した、ヒューマノイドロボット「新型ASIM
O」を発表しました。「新型ASIMO」は、自律性がさらに高まり、人
の操作を介在せずに連続して動き続けることが可能となりました。また、
人間の視覚や聴覚、触覚などに相当する各種センサーからの入力情報
を総合的に判断し、周囲の状況推定や、自分がすべき行動を判断できる
基盤システムを新たに搭載した。この技術により、人の歩く方向を予測し
て、ぶつからないように進むなど、想定外の人の動きや状況に合わせた
対応が可能になった。視覚センサーと聴覚センサーを連動して、顔と音声
を同時に認識することで、複数の人の発話を同時に聞き分けることもでき
るようになった。また従来よりも脚力をアップしたことで、走行速度が従
来の6キロから9キロに向上した。さらに脚の可動域の拡大や着地位置を
動作中に変更できる新制御技術を取り入れたことで、歩行や走行、バック
走行、片足ジャンプ、両足ジャンプなどを連続して行えるようになった。
さらに5本の指を使っての作業機能を向上させたことで、ビンを手にとって
ふたをひねったり、複雑な指の動きを必要とする手話表現も可能になった。