ついに「農協崩壊」がはじまった…農林中金「1兆5000億円の巨大赤字」報道が示す"JAと農業"の歪んだ関係(プレジデントオンライン) 

 

 

 私たちはこれまで経済成長によって実に多くのモノを手にしてきました。経済い成長を続ける限りそれは続いたのかもしれません。しかし、永遠に成長するモノはないのです。

 

 成長があれば衰退があるのがこの世の常。殆どの人は色んな場面でそれを見てきているのかもしれませんが、その時代の流れに無頓着であったために記憶に残ることは無いのでしょう。

 

 そんなことより、新たなモノを手に入れるために非部頑張り続けて来てのかもしれません。

 

 経済発展を終わらせるのは、市場の成熟と縮小となります。今や私たちは多くのモノを得ており、もはやこれ以上得るモノは無いのではないかと思います。

 

 そういう市場の成熟が消費に陰りをもたらし経済の衰退が始まる。更に、市場の源となる人口増加がピークアウトし、人口減少に転じることで、市場の縮小も同時に始まっているのです。

 

 その結果、経済は密かに衰退を始めている。そして、今、その実態が至る所で露になりつつあるのではないかと思います。

 

 経済成長共に、企業や様々な組織が生まれ巨大化して来たわけですが、経済衰退に於いては、その巨大化が命取りになるのです。

 

 そして、今ここに日本を代表する巨大組織である農協が崩壊を始めているという事です。これからは、多くの巨大企業が後に続くことになるでしょう。

 

 そして、最終的にはそれらの元締めと言える国家の崩壊が引き起こされるのです。これが経済衰退で起こる最後の崩壊という事になると思います。

 

 成長で得られたものは衰退によって奪われることになる。ゆっくりと始まる現象が何時の日か急激に加速してあっという間に全てを失う事になると思います。

 

 そこから逃れるには、そういう組織から離れること以外に手はないでしょう。壊れ行く組織を守ろうとすれば、命を奪われることになると思います。

 

 くれぐれも今あるモノと心中することの無いように・・・

 

 この世は諸行無常なのです。しかし、人間は諸行無常に対応できる優れた能力を持っている。その事を忘れないで頂きたいと思います。