子どもの推計人口は過去最少1401万人…43年連続減少、少子化に歯止めかからず(読売新聞オンライン)

 

 

 記事では他人事みたいに平然と書かれてはいるけど、これは大きな問題を含んでいると思います。振り返れば、1990年には「1.57ショック」と少子化が騒がれ出したにも関わらず、少子化対策基本法が制定されたのが2003年。

 

 しかし、ショックと騒がれる10年前から少子化は始まっていたという事なのです。それにしても、法律制定から20年経過しても改善するどころか進行しているわけで、政府の無能さだけが目立つ形となっていると思います。

 

 そして、未だに少子化が進んでいるだけではない、さらに加速している気配すらあるでしょう。結局のところ、少子化の原因が分かっていないからそうなるのではないかと思います。

 

 優秀だと思われる頭脳を結集しても突き止められない現実。

 

 それが意味するのは、優秀だと思われた人間たちが実はバカであったという事になるのではないでしょうか?

 

 強い者が勝つのではなく勝った者が強い。優秀な人間が改善できるのでなく、改善できた人間が優秀だという事です。

 

 従って、少なくても20年も掛けて何ら成果を出せないというのは大バカ者と判断して間違いないと思います。

 

 そういう大バカ者たちが私たちの社会を動かしている。

 

 この事実に国民は気づくべきではないでしょうか?彼らに任せていては、この国は滅びます。もちろん、国家など滅んでも痛くもかゆくもありませんが、その煽りを受けて日本人が滅んではシャレにならないと思います。

 

 国家や企業は私たち人間が着る服みたいなものです。私たち国民が楽しく快適に幸せに生きていくために利用する組織に過ぎない。

 

 この原則を忘れている人が実に多いと思います。私たちが作る人間社会の主役は人間であり、国家でも企業でもありません。この当たり前を先ずは肝に銘じて欲しいと思います。

 

 そして、私たち国民に楽しく快適で幸せな環境を提供するから、国家や企業は存在価値があるのであって、それを私たちから奪い様であれば、とっとと着替えなければいけないのです。

 

 しかしながら、現在に於いて、私たち国民は学校教育に依って洗脳され、こうした当り前を亡き者にされているのです。そして、事もあろうに、国家の為に、或いは企業の為に、命を削って奉仕する存在に貶められている。

 

 だけでも、それが人間世界だと教えられているので、本当の意味の人間世界を考えることが出来ないという悲しい現実があるのです。

 

 結局、国家や企業という大きな組織を司る狂った人間によって普通の人間が支配されるという世界を作っているという事です。

 

 そして、多くの国民は辛く苦しい人生を強いられるわけです。

 

 その先に何があるかと言えば、私たち日本人の滅亡という未来を失う事です。それが少子化が向かう世界となります。1億人以上の日本人が居るのに滅亡するはずないと思うでしょうが・・・・

 

 この今居る1億人は100年後はゼロです。従って、これから生まれる日本人がどれくらいかで決まります。私たちはたくさんいた動物が絶滅したことを知っていると思います。

 

 今でも、絶滅危惧種は4万種を超えています。認知生物種数は175万種であり、未認知を含めて870万種と言われています。

 

 地球という星は、生き物に対して優しくはないのです。これまでに探勝した生命の99.9%は死滅していると言われているくらいです。

 

 その生命種の一つに当然、我々人間も居ます。今はまだ隆盛を保っては居ますが、世界中で少子化が始まっており、100年も経てば絶滅危惧種となるでしょう。

 

 一旦絶滅する方向に向かうと、それを回復させるのは至難の業です。先ずは、その理由は何かを突き止めなければいけない。もちろん、それを出来るのは人間だけであり、他の生き物はそれが出来ないので、絶滅危惧種になると自ずと絶滅するのです。

 

 しかし、それを止めることが出来る唯一の人間が、自分たちの絶滅を止められないほど無能化している。それは、他の絶滅危惧種と同じ道を辿ることを暗に示しているのです。

 

 43年前にキチンと原因究明をやって、もっと適切な対応が取れていれば、この現在という未来は無かったことでしょう。そして、それが出来なかった過去を繰り返す。

 

 何故、繰り返すかと言えば、現代人は学ぶからです。学という行為は真似る行為であって、過去を繰り返すことしか出来ないのです。

 

 つまり、最初に出来ないことを死ぬまで出来ないという事を意味するのです。この絶滅ループから脱出するためには、過去を真似る学びを捨てることです。

 

 過去のバカな人間を真似ないことです。

 

 本来、人間は、とても賢い生き物なのです。その賢さを先天的に誰もが持っている。それがあったから人間は文明を築けたのです。社会環境を改善できたのです。

 

 しかし、その大きな成果を凄いと言って学び始めた時から、人間は狂ってしまっている。新しい人間をバカだった過去の人間へと貶めて喜んでいるのです。

 

 その結果、人間社会はドンドン悪くなっている。そして、今や人間が人間社会で生きることがとても大変になっているわけです。だから、少子化が酷くなる。

 

 一人一人がとても弱い人間が生き残るには人間同士の助け合いが欠かせないのです。しかし、現代社会は、人間同士が争い合う社会となっている。

 

 それを煽っているのが資本主義、またの名を「お金教」という宗教であり、その宗教を布教するために人々を洗脳している教会が学校という事です。

 

 この洗脳によって、前段でも書いた、人間の為の国家や企業という社会が、国家や企業の為の人間という「アベコベ社会」を作り出しているのです。

 

 だから、繁栄から衰退へと逆転し、最期は国家も企業も国民さえも滅びてしまうという絶滅に向かい始めているわけです。

 

 それが始まって43年という事ですが、そのスピードはどんどん加速していると思います。それは、かつて起こった高度経済成時にどんどん発展したのとは対照的に。

 

 従って、一刻でも早く対処する必要があると思います。まだ晴れている間に傘を用意しないと、雨が降り始めたら遅いのです。

 

 私たち国民を助ける優秀な人間は居ません。それは、現在社会という現実が証明していると思います。同時多発テロみたいに、これから日本の至る所で様々な問題が多発してくることになる。

 

 しかし、それは原因ではなく結果であり、それが出た時点で終わりという事です。そして、問題の種は既に撒かれており、今も撒き続けられているのです。