日本は人口の5割が独身者の「超ソロ国家」になる…これから「ひとり暮らしの高齢者」が激増していく理由(プレジデントオンライン) 

 

 

 超ソロ国家・・・・時代と共にどんどんいろんな言葉が生まれて来るわけですが、大抵の人は言葉遊びに興じているだけで、その言葉が意味することを知らないというか考えないのです。

 

 考えるのは、せいぜい超ソロ国家になったら自分が困るという事くらいかもしれません。それでも、自分が困るから結婚して子どもを作ろうとは誰も思わない。

 

 というより、お金を稼ぐのに必死でそんなことを思う余裕もないのかもしれません。この記事に於いても、超ソロ国家で一人暮らしの高齢者が激増していく理由というタイトルではありながら、その理由はかかれてない。

 

 それが、まさか我々に全てを提供する資本主義にあるとは、それこそお釈迦様でも気づかないという事なのでしょう。このメカニズムは「学校で勉強するからバカになる」に気づかないのと同じであることは言うまでもありません。

 

 自分たちがどんどん窮地に追いやられていくのに、何故そうなるのかが分からない。というより、何故そうなるのか?を考えない、いや、もはや何故という言葉はないのかもしれません。

 

 学ぶという行為は、その事実を受け入れるという行為であり、受け入れる以外にないことを意味するのです。従って、学ぶ人間たちは、起こっている現実を受け入れる以外にないのです。

 

 そこに何故それが起こるのか?という発想はなく、それを受け入れて生きるだけという事になるので、状況はどんどん悪くなっていくという事になるわけです。

 

 独身者が増える状況は、独身者が5割を超えて更に進むことを示しているのではないかと思います。それが時代のトレンドになってしまっているから。

 

 大事なのは流れなのです。働かないと生きていけない資本主義の世界に於いては、子どもを持つことはリスクでしかない。そして「子持ち様」という批判まで生まれて来ているわけです。

 

 かつては子宝と呼んでいた時代が、子どもが邪魔という正反対の時代へと流れが変わったのです。もちろん、それを変えたのが「お金」であり、それを発行する国家であるという事です。

 

 お金を取るのか未来を取るのか?という二者択一に於いて、とうとうお金を取る人が半数を超えたという由々しき事態であり、それは人間の滅亡を人間自ら決定したという事になります。

 

 もちろん、それを望む人間は誰一人とし居ないので、そんなことになるとは思いも依らないと思います。ましてや、それを引き起こすのが学びであるとはお釈迦様でも・・・となるでしょう。

 

 こうなっていくのは、誰もが考えないからに他なりません。人は学ぶと考えなくなる。何でもかんでも他人に効く人間は、自分では何も考える必要が無いからです。

 

 そうやって知識や情報を上手く使って快適に生きることを選んだ人間が、まさか、それによって滅びることになるとは思わないのです。

 

 もう既に、学校を出て社会に居る人に何かを考えろと言っても出来ないし無理な話だと思います。大事なのはその事実に気づくことであり、これから学校へ行く人を無くし、そういう人間をこれ以上作らないという事になるでしょう。

 

 考える力=想像力は、人間だけに与えられたモノなので人間であれば誰もが持っている力ですが、それは使わないと伸びないのです。それを使わない大人は錆びたナイフと同じであり、それを使わなくなった小学校から錆びっぱなしということ。

 

 もちろん、今からでも使い始めれば時間と共に伸びていきますが、それは小学校からやり直すのと同じであり、大人にとって屈辱的なことになるかもしれません。

 

 これまで知識や情報を取得して培ったと思っている自分の全てを捨てることになるわけですから・・・・

 

 これまでの人生を捨てることは到底できないと思います。しかし、それが出来なければ大人と言えでも未来はないのです。

 

 多くの大人は不安に駆られる辛く苦しい人生を強いられていることだと思います。それを払拭するために必死で働いている。そうやって働くことで未来を築こうとしていると思います。

 

 しかし、そうやって働いた先にあるのが今日であり、その結果、未だに不安に駆られているという事は、働いても未来はないという事を示していることに気づかないとダメだと思います。

 

 古い言葉ではありますが、「働けど働けど我が暮らし楽にならず」という文句を言った人が大昔居たのを知っている人も少なくないと思います。

 

 そんな昔から働くことで楽にならないことを言われていたのに、学校で勉強してバカになった日本人たちは働き続け、それを覆そうとしてきたのですが、結局、覆すことは出来なかったという事です。

 

 もちろん、それで楽になる人も居ると思いますが、それはほんの一部であり、決して大多数ではないのです。例えば、国家という大きな社会にとって最も大事なのは、一部の人ではなく大多数ではないのでしょうか?

 

 しかし、政府もマスコミも大多数を見るのではなく、一部の人間に目を向けさせ、それを目指せと国民を焚きつける。そして、それが出来ないのは自分が悪いと思わせるのです。

 

 これが資本主義を維持する競争社会を作るのです。そして、全ての国民はお金に群がる働きバチとなる。端的に言えば、国家に尽くす働く奴隷という事です。

 

 だから、我が暮らしは楽にならない。これが大多数が得る結論だという事です。大多数を騙すことでこの世界は作られているのです。

 

 その現実を知って欲しいと思います。そして、それを変えることを考えて行かないといけない。どうすれば、大多数が楽になるのか?

 

 そういう社会を築かないと人間は滅びるのです。言葉遊びを強いては騙されるだけであり、その結果、大多数の人たちは「こんなはずじゃなかった」という後悔に苛まれることになるのです。

 

 自分という人間を大切にすることを先ずは考えましょう。その先に未来があるのです。他人の知識や情報の中にそれはありません。何故なら、人は皆違うからです。

 

 未来を作る全てのカギは自分の中にあるのです。それを掘り起こすことこそが考えるという行為となります。もちろん、それを壊すのが学びとなるのです。

 

 お金を取るか未来を取るかの根底にある選択は、他人を取るのか自分を取るのかという事でもあります。自分という人間を大切にして自分を幸せに出来ない人間に未来はないという事です。

 

 つまり、私たちから幸せを奪い未来を奪ってるのがお金であり、それを発行している国家だという事です。一見するとお金が未来を作っているように見えるだけであり、実際は、お金が未来を奪っているという事です。

 

 こういう世界を「アベコベ社会」と呼んでいます。この「アベコベ社会」に騙されることのない様に注意しましょう・・・・