Q腕の投稿を転載します。何かのお役に立てれば幸いです。

 

 後期高齢者の親がクレーマーです。親の言い分がおかしいことを指摘すると店の味方をするのかと不機嫌になります。こんな親を諭すのは無駄でしょうか?
 

 

 リクエストありがとうございます。誰もが気づいていないと思いますが、言っていることを否定されると自分が否定されると思うのが現代人です。それは、子どもが何かを言ったり行動したりして親に叱られたら悲しくなって泣くのと同じなのです。

 

 自分の視点しか持たないので、他人の立場に立って物事を考えられないからそうなるのです。

 

 要は、典型的なアダルトチルドレンという奴です。従って、ストレートに指摘してはいけないという事になります。先ずは、親の考えを肯定してから、別の考え方もあるみたいに言わないと通じないのです。

 

 諭すというのはそういう事ではないかと思います。相手の立場に立たないと諭すことは出来ません。それが出来ないという事は、将来、自分も親と同じようになるという事になります。

 

 何かをやってダメなら無駄・・・ではなく、別の方法を探るのが大人ではないかと。それが出来るのが人間という生き物だと思います。

 

 人間は言葉を持っているのですから・・・・しかし、現代人は、言葉を上手く使えない。だから、言葉で人を活かすことが出来ない。言葉で人を殺すことしか出来ないのです。

 

 そして、問題はそれに気づいていないという事です。互いに一方的な言葉でモノを言い合えば最後は喧嘩になり人間関係は壊れます。そして、人間は孤独になり一人寂しく死んでいくのです。

 

 そういう人間を見てバカな奴だと思う人は多いかもしれませんが、そう思う時点で自分も同じ道を歩むことには気づかないのです。

 

 他人のふり見て我がふり直す

 

 という言葉がありますが、ふりから何を考えるかがないと意味がないのです。見た目だけ整えてもダメだなのです。