Quouraでの回答を転載します。何かのお役立てれば幸いです。

 

 22歳大学生です。もう大人なのに将来何がしたいか全然わかりません。どうしたらいいんでしょうか?

 

 リクエストありがとうございます。確かに体や法律上では大人と呼ばれる年齢ですが、振り返るにはまだまだ子どもというより幼児というレベルだと思います。何も分からないのは当たり前です。

 

 大事なのは、それに気づくことです。気づいた時点で大人の階段を上り始めることがようやく出来るという言わばスタートラインに立てたという事で大いに喜ぶべきことです。昔を思い出し懐かしく思います。

 

 世の大人と呼ばれる多くの人たちは、そんな自覚もない幼児のままですから^^;

 

 大人の階段を上るに当たって、最初に肝に銘じることは「人は皆違う」という事です。そんなの当たり前じゃん!!と笑われそうですが、大抵は知っているだけで理解はしていません。だから、みんな同じように学校へ行き同じように就職しているのです。

 

 その時点で既に間違っているのですが、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という非常に恐ろしい行動を取っているのです。それが何をもたらすのかは大人と呼ばれる人たちを見れば分かると思います。

 

 何が一番いけないかと言えば「学ぶ」ことなのです。

 

 学びの最終年にそんなこと言われてもって思うかもしれませんね。でも、それを理解しておくことが人生を素晴らしいモノに変えるのです。大人と呼ばれる人たちがつまらない人生を歩んでいるのを見れば分かると思います。

 

 将来何をしたいか分からない・・・とは何故起こるかと言えば、学校では教えてくれないからという事になります。

 

 何故教えないかと言えば「そんなことは自分で考えろ」という事です。小学校から大学まで色んなことを教えたのに、一番大事なことは教えないって詐欺かよってなりません?

 

 だから、結果として分からないのです。つまり、人は皆違うから教えられないという事でもあるのです。だったら、最初から教えるなって言いたいですよね。そうなんです。もし、学校が余計な事を教えなければ、今ごろはやりたいことが沢山あって楽しい人生となっていたことでしょう。

 

 自分にとっての正解を教えないのが「学び」だから、人間にとっては必要のないモノ、いや邪魔なモノだという事です。しかし、それを受けてきた以上今更どうすることも出来ないという事です。

 

 そして、ここらから、その教えられたことを全部消していくことが必要になるのです。だって、それが自分の人生を邪魔するからです。やってはいけない「学ぶ」という行為は習慣となっており、これを抜くのはとても大変なのです。

 

 この学びが邪魔して未来が見えないので、それを止めないと未来は見えてこないという事です。学ぶとは、本を読んだり他人の意見を聞いたり取り入れることも入ります。恐らく、今の若い人はマニュアル人間となっていることでしょう。

 

 そのマニュアルを抜く作業が大変なのです。それに代わって登場するのが「自分で考えて行動する」というスキルとなります。学ぶ先に考えはありません。何故なら、学ぶと考えるは正反対の行動だからです。

 

 学ぶ対象は過去であり、考える対象は未来となるからです。

 

 このことで将来が見えない理由も分かると思います。今はない明日という未来は考えないと見れないのです。だから、未来を見るために考える力を取り戻さなければいけないという事です。

 

 学び癖のある脳に考える癖をつけさせるのはとても大変です。自分で考える行為は孤独を招くからです。だって、人は皆違うのですから、当然のことです。しかし、今の若い人は孤独を恐れます。常に誰かと繋がろうとするのです。

 

 しかし、それをやると考える力は強くなりません。それでは永遠に自分の未来は見えないのです。そういう人は、赤振興皆で渡れば怖ないという非常に危険な道を進むのです。

 

 今、怖い孤独から逃げないか?それとも、危険な将来を気にしないか?

 

 要は今を取るか未来を取るかという選択になります。当然大抵は今を取るのですが・・・もちろん、私は前者を選択しました。だから、こういう話が出来るのです。

 

 全てを決めるのは自分です。そして、その責めを負うのも自分です。出来れば、その責めは褒美であって欲しいと願うのです。