Quoraでの回答を転載します。何かのお役に立てれば幸いです。

 

 疾患を抱えてから、自分に自信が持てません。その疾患の影響もあり友人もいなくなりました。1度働きましたが、だめでした。こんな私でも、人と関わっていいですか?

 

 リクエストありがとうございます。何かの疾患で人間としての価値が下がることはありません。先ずは、自信を持つためにそのことを知って欲しいと思います。

 

 自信というのは読んで字の如し。自分を信じることです。従って、そこに友人の必要性はありません。むしろ、他人と関われば関わるほど自信は持てなくなると思います。

 

 自分という人間が如何に凄いかを知りましょう。今自分が出来ることが師かに凄いかを知りましょう。それらは全て最初から出来たのではありません。人は皆生まれた時には何も出来ないのです。

 

 それが成長に依って色んなことが一人で出来るようになる。そして、人間にとって最も偉大な能力は「自分で考えて行動する」ことが出来るという事です。考えるとは想像することであり、想像は自由であり無限なのです。

 

 それは、人は皆、自由と無限を持っているという事を意味します。しかし、現代人はそのことを知りません。それは、学校で学びを強要され、自分で考えることが出来なくなったからです。

 

 学ぶとは過去を知ることであり、過去を真似ることです。そこに自由を可能性もありません。あるのは後悔と絶望だけでしょう。そこを見ている人に自信が持てることはない。もし、持てたとしたら過信という偽物に過ぎないのです。

 

 過去に自信はというモノはないのです。終わったことに自信も何もないでしょう?だから、それは自信ではなく過信という自信の偽物なのです。これで人生を棒に振る人は非常に多いと思います。

 

 本当の意味の自信とは未来に向けて必要なのです。明日という未来は何もないので、自信がないと未来には進めないからです。自分なら出来ると思わなけらば人は何も出来なくなる。現代人はそういう人ばかりだと思います。

 

 もちろん、人間ですから最初から出来るという事は殆どありませんよ。大事なのは、何時か出来れば良いのです。そして、その為に人間は頑張るのです。自分が持つ能力を上げる努力をするのです。そして、何時の日かそれが出来る。

 

 これが人間の神をも凌ぐ凄さなのです。従って、明日という未来に進む人に「諦める」という言葉は意味を持たないし、そもそも、未来に「諦める」という言葉はないのです。だって、未来は自由で無限なのだから。

 

 その反対に、過去には諦めしかありません。つまり、諦める人間は未来を見ているのではなく過去を見ているという事を意味するのです。人は自分の発する言葉や行動で自分を知ることが出来るようになっているので覚えておくと良いです。

 

 もうお分かりかと思いますが、自信がないというのは未来を見ていない、未来を見る目を失っているという事なのです。現代人は殆どがそういう人です。だから、学歴や職歴という過去に頼る。そして、その歴を自信の元にするのですが、そんな過去は過信でしかないのです。

 

 そんなもので未来が切り開かれることはありません。そういう人は最終的に挫折して、後悔と絶望に苛まれることになるでしょう。

 

 改めて書きます。今はない明日という未来には何もない。それは、何もないのではなく自由と無限があるということ。要は何でも自由に出来るという世界だという事です。従って、これまでという歴は一切意味を持ちません。

 

 この事実を知れば、そこには自分なら出来るという自信しか湧いてこないのではないでしょうか?だって、自由で無限の世界ですよ。何でも出来るという世界です。そこ自信を持てないという事はあり得ないのです。

 

 もしこれが理解できないとすれば、脳が死んでいるという事です。考える力がゼロになっている。だから、明日という目に見えない世界を想像出来なくなっているという事です。こういう現代人が殆どかもしれませんね・・・

 

 どうせ歴を見るのであれば、自分が生まれてからの軌跡を思い出してください。何も出来ない赤ん坊が、実に生意気になっていると思います^^;

 これが物凄い事なんだ!!って思えるようになってください。

 

 この世に当たり前など存在しないのです。全ては奇跡の産物なのです。自分という人間がどういう経緯でこの世に生まれて来たのかということを一度くらい辿ってみてはいかがでしょう?

 

 天災に疫病に戦争という様々な危険を潜り抜け、夫婦となって子をなし育てて来たことが、一体何千万世代に渡って繋がって来たのか?その間に、一人でも死んでいたら、少しでもタイミングがズレていたら自分という人間がこの世にいないのです。

 

 この奇跡という言葉では語れない現実を意味を知って欲しいと思います。当然、その中には想像を絶する後悔と絶望が詰まっていると思います。でも、私たちの先祖はそれを乗り越えて来たのです。何故、乗り越えられたかと言えば、明日という未来を知っていたからに他なりません。

 

 そこにある夢と希望・・・・それを追いかけて繋いできたのではないでしょうか?

 

 今や夢や希望は消え去り、絶望と後悔が溢れる世界となっている。それは、現代人が未来を見る目を失ってしまったからなのです。未来を見るために必要な想像力という自由で無限の世界を進む船を失ったからなのです。

 

 それを私たちから奪ったのが学校教育となります。

 

 明日という未来を見るという事は過去を振り返らないという事です。だって、過去と未来は逆方向であり両方をいっぺんに見ることは出来ないからです。だから、自分が何を思いどう感じるかでどちらを見ているのかを知ることが大事なのです。

 

 それを知れば対処できるからです。自分の思いや感情に振り回されてはいけません。それらは自分の状況を教えるモノであり、それをキチンと分析してきちんと対応することを求めているだけなのですから・・・

 

 長々と失礼しました。自信が持てる人間に戻りましょう。自信を持てるのが人間なのですから。それは他人とは関係ありませんので。自分の人生に於いて自分が全てを決めるのですから。