主要非鉄37社4~9月期業績ランキング、半導体回復遅れなどで27社減益。ROS首位は大阪チタニウム(鉄鋼新聞)  

 

 

>自動車関連需要の一部で回復傾向が見られたものの、銅などの

>非鉄金属価格の下落影響や原燃料価格などのコスト上昇、半導

>体関連需要の回復遅れなどから

 

 しかし、そういうのを加味して値上げしているんじゃないの?

 

 例えば、自動車業界も電機業界も建築業界だって原材料の値上がりを理由に値上げしているわけで、まさか値上げできていないということはないでしょう。

 

 もし、そうであれば製造業界が嘘をついているということになる。まあ、確かに製造業の中には好決算をだしているところもあるわけで、その可能性は否定できないと思う。

 

 まだ、半導体を理由に挙げるのが不思議でならない。

 

 鉄鋼新聞だから、正しい事を言っているかと言えば、お金を出しているのが鉄鋼業であるから、業界の不利益になる記事は出せないと思うべきでしょう。

 

 原材料の売り上げが2%程度落ちたというのは、市場縮小規模を合致するわけで、そこに嘘はないと思います。恐らく、2%程度の売り上げ減少なら心配ないという思いがあるのでしょう。

 

 何事も末端を見れば分かるのです。原材料メーカーの動向が経済を映す鏡となる。

 

 市場の情勢を全く考えていないから、そういう呑気な発想になるのだと思います。きっと、来年は3%以上の売り上げ減少となることでしょう。

 

 年間では数%程度の減少ですが、これがずっと続けばどうなるかという事は未だに経験がないので想定することも出来ないのだと思います。

 

 経済成長しか頭にないのでそうなるわけで、マイナス成長などという意味不明の言葉があることでもバカだという事が分かるのではないかと思います。

 

 今後成長するのは医療と介護分野だけで、それ以外は軒並み衰退していくことになるでしょう。それが常態化すればバカでも危機感を覚えるでしょうから、そこからリストラとなっていくと思います。

 

 でも、それをやれば更なる市場収縮を及ぼすわけで、デフレスパイラルという恐ろしい世界が本格的に始まることになると思います。

 

 前にも書いたように、これまでは色んなモノを得る時代でしたが、ここからは色んなモノを失う時代となっていきます。

 

 もう既に、それは始まっており、少子化、非婚化、多死化、という人類滅亡の3要素が悪化していることで分かると思います。モノを失っても取り戻すことは出来ますが、人を失うと取り戻すことは出来ない。

 

 この事実を知った時には取り返しがつかないことになるでしょう。