米国は「格差社会」どころか「総貧困社会」に? 多くの国民は既に景気後退の痛みを感じている(デイリー新潮)  

 

 

 

>企業活動だけをみると、米国経済は既に「リセッション(景気後
>退)」入りしたと言っても過言ではない状況だ
>(5月15日付ブルームバーグ)。
 
 と書いておきながら
 
>そのせいだろうか、リセッション入りしていないのにもかかわら
>ず、生活困窮者や福祉施設に食料を提供するフードバンクの需要
>が高まっており、その水準はパンデミック時と同様の水準となっ
>ている。
 
 この二つの文章を見比べて思い浮かべられることは、既にパンデミック前からリセッションは始まっていたという事だと思う。何故、素直にそうかけないのだろか?
 
 折角、パンデミックでリセッションを忘れさせた国民に、思い出させたくはないという気持ちの表れともとれる。リセッションが起こっていると知れば、国民は財布のひもを目一杯締めることになり、リセッションを更に拡大することになるからだ。
 
>家賃が払えず、ホームレスになる米国人も日に日に増えている。
 
 このように危機的状況は、先ず貧困層から現われる。富裕層を見ていてはそれは分からない。富裕層が危機的状況に陥るときは、資本主義が終末を迎える時であり、そこで分かっても万事休すなのだ。
 
 先だって「高級品が売れなくなる背景」で書いたように、富裕層の下に居る高給取りまで、危機は迫っているのです。
 
 貧しかった人間を資本主義が豊かに持ち上げたのは事実であり、それを否定するつもりはありません。しかし、それが永遠に続くわけではないという事は知っておくべきだと思います。
 
 資本主義は貧しい人を豊かにすることは出来ますが、最終的には何の心配もない富裕層まで潰してしまうという正体を誰も知らなかったという事です。
 
 人間が作った豊かさとは所詮その程度であったという事かもしれません。モノが溢れ豊かになったことで、心は貧しくなっていったという知られざる現実があります。
 
 さらに問題なのは、豊かになることで人間の脳が働かなくなりドンドンバカになって行ったという現実があるのではないでしょうか?
 
 得たモノばかりを見ていては、決して分からないことです。
 
 米国の貧困化は既に日本でも起こっているし、他の先進国でも同様だと思います。最先端を走っているのが米国であることは間違いないでしょう。
 
 ということで、これから高給取りのリストラが活発になり、貧困者は驚くスピードで増えていくと思います。彼らがホームレスという立場になって生きていくのは厳しいと思うので、多くの悲劇が待ち受けることを覚悟しなければいけないと思います。
 
 そういう点でも、学校教育を一日でも早く廃止し、如何なる状況でも自分で考えて行動する人間を量産しなければいけないと思うのです。