「過剰アナウンス大国」日本の病理…自分の頭で考えて判断を下せない“世界一幼稚な国民”はどこへ向かうのか(現代ビジネス)
今や世界一幼稚な国民とまで揶揄されるようになりました。かつて、呼ばれたアダルトチルドレンはまさに成長しているという悲しい現実がそこにある気がします。
それ以前には「Japan As No1」と大絶賛された時代もあり、この数十年での劇的な変化には驚かされるばかりです。それは、学校教育への力の入れようの変遷をみれば見事に合致するのではないかと思います。
しかし、学校教育に政府が本気で力を入れ出してから、見事に学校が荒れていったという現象もあるわけで、如何に学校教育が日本人にストレスを賭けていたかが見て取れるのです。
教育というのは先生が考えるもので生徒は教えを受ける、すなわち考えないという状態を作り出します。この原理原則を日本政府、文科省は全く未だに気づいてない。
いや、気づいてたからゆとり教育を始めたのでしょう。しかし、ゆとり教育に依って学力低下を指摘されて、またスパルタ教育へと回帰しているのでしょうか。
かつてのスパルタとは違うニュースパルタで・・・
そして、スパルタは簡単だけど、ニュースパルタは非常に難しく、教師への負担が急増し教師がやばい状況へと追い込まれているのではないかと思います。
ニュースパルタとは至れ尽くせり教育であり、更に、子どもたちは手足をもぎ取られ、自分で考えなくなっていると思います。その結果、町中に至れり尽くせりサービスが横行している。
そういう環境が当たり前になると、人間の能力はどんどん低下していきます。前にも書いたと思いますが、便利になればなるほど、その環境に反比例して人間の脳は劣化していくのです。
かつては、一を聞いて十を知るという事が求められたわけですが、今や十を聞いても一も理解できないというレベルになっているのではないかと思います。
人間は教育を受ければ受けるほど、自分で考えることが出来ないバカになる。今の世の中では、そうしたことを私が書いた「学校で勉強するからバカになる」という理論は、どんなに現実に照らし合わせてもフリンジ理論でしかないのでしょう。
そうした現状を、この著者が嘆いているわけですが、その原因を追究することは全くする気もなく、こうした現実に対して