今回のバージョンアップの最大特徴は画像認識ではないかと思います。建物を映してその建物の概要が分かるとか、食材を映して今日の献立を考えるということが出来ると言われるのです。

 

 私が、この能力で最初に思ったは、顔認証システムへの応用です。チャットGPT4のAPIを使って、顔認証システムが簡単につくれるのではないかということ。

 

 もちろん、セキュリティとして利用が先ず考えられるのですが、町中のカメラと繋げば、個人の行動を知られてしまうし、犯罪者の逮捕率を向上することにも使えるでしょう。

 

 悪いことをしても直ぐに捕まるようになれば犯罪撲滅に繋がるのかもしれません。しかし、そんなシステムを使わなくても犯罪撲滅をなす方法はあるわけで、出来ればそっちへ目を向けてもらいたいと思います。

 

 チャットGPTで新たなビジネスを模索する人は多いのでしょうが、その寿命は非常に短いと覚悟しておく必要があると思います。何故なら、チャットGPTが最終的に何を為すかと言えば資本主義を壊すからです。

 

 我々から多くの仕事を無くし、多くの問題点を解決することで、お金の価値を失わせてしまうのです。そして、その流れの中で学校教育というモノの意味を失わせ、学校教育システムを崩壊させる。

 

 前回、日本政府の問題点を検証させたわけですが、突き詰めて言えば、それは何かと言えば、日本政府を構成する人間の問題であるということが見えたはずです。

 

 そういう問題を引き起こす人間を育てたのが学校教育であり、そのシステムが壊れれば問題を引き起こす人間も居なくなるということになるのです。

 

 チャットGPTの回答の中にも教育改革の重要性は書いてありましたが、チャットGPTにはその本当の意味が分からないのです。何故なら、前にも書いたように、チャットGPTに言葉の意味は理解できないから。

 

 彼らからしたら、それは記号の羅列に過ぎないのです。その羅列のパターンを使っているだけであり、その羅列の意味は知らない。まあ、それでも知っているように見せることがAIというものなのです。

 

 そして、この先の流れで言えば、最後に登場したAIが人間社会の最上位に君臨する可能性は否定できませんが、人間社会に馴染むことで、それは無価値となる可能性もあるのです。

 

 どういうことかと言えば、蛇口を捻ると水が出るという当たり前の状況に水道システムを意識することはないというのと同じように。

 

 もちろん、失うと価値が分かりますが、キチンと機能している限り無価値になるのです。AIもそうなっていくのを願います。