日本電産、住友化学、村田製作所…グローバル企業の下方修正。上場企業の業績は本当に厳しいのか?(MONEY PLUS)
>上場企業の業績は本当に厳しいのか?
むしろ、上場企業だから厳しいのです。市場占有率が大きいから売り上げが大きいわけで、前回書いたように人口減少から市場収縮が進めば、その打撃をもろに受けるのは当然なのです。
そして、その厳しさを目の当たりにするのはこれからであり、未だ序の口にしか過ぎません。そういう中で、賃金アップに踊っている企業や従業員は実に愚かであり、実態を知らないバカな人たちであると思います。
あのTOYOTAですら、後10年も持たない状況ではないかと思います。これまで長きに渡って成長経済の中で生きて来た人間は、それが当たり前になっており、経済が衰退することを全く予期していないのです。
栄枯盛衰は全ての事にあることであり、繁栄した世界は必ず衰退し滅びる。そういう光景を歴史を紐解けば我々は沢山見る事が出来るのではないでしょうか。
もちろん、何故そうなるかもキチンと理由があるのです。ここでは改めて説明しませんが、私のブログや著書を読んでもらえば分かるのではないかと思います。
別に私だけが言っているのではなく、これまでも道理の分かった人ならば口酸っぱく言っていたのではないかと思います。
大企業だから楽という見かけでしかモノを見れない小学生並みの大人が増えているのが最大の問題ではないかと思います。昔は小さい頃から、人は見かけに依らない等と、見かけで物事を判断してはいけないという教えをされていたものです。
まあ、最近ではそういう話をあまり耳にしなくなっており、多くの人は見た目で物事を判断している状況なのかもしれません。
この人口減少と改良余地をなくした商品社会において、経済は衰退を続けていくことでしょう。それが何時どのくらいで底を打つのかは分かりませんが、むしろ、そういう衰退時にどこまで企業や個人が耐えられるかの方が重要かもしれません。
こういう衰退を良しとしない人たちが粉飾に手を染める可能性もあり、大企業はいきなり倒産をすることが増えるのではないかと思います。
更には、日本はまだましな方で、海外は非常にヤバい。特に米国は何時リーマン級の破綻があってもおかしくないでしょう。株価や為替は一切あてには出来ません。