日本人が知らないフランス「少子化対策」本当の凄さ 岸田首相「異次元の少子化対策」の参考になること(東洋経済オンライン)  

 

 

>その結果、2006年には出生率は2.0に達した。

>その後、2014年を境に下がっており、2020年は1.83となったが、それでも

>EUの中では最も高い。出生率低下の理由は15歳から49歳の女性の数

>がベビーブームのときに比べて減少に転じたこと、出生率を押し上げて

>いた移民1世の女性の数が減少し、フランス生まれの移民2世、3世の女

>性の出産する子どもの数が減ったことが影響しているといわれる。

 

 随分と適当なことを言うモノだ。結局、出生率は下がり出している。それでも高い出生率を保って行けるのは、間違いなくムスリムの力だと思う。イスラム教徒に於ける平均出生率は何と3.1となっているそうだ。

 

 これは他の宗教では及ばない高い数字である。出生率2.0を叩き出すには、3人以上の子どもが産まなければならない。それを担っているのがムスリムであることは間違いないだろう。

 

 それでも、減少してきているのは、2015年に起こったISによるテロ事件が大きな影響を及ぼしている。あれ以降、ムスリムへの対応が厳しくなり、不法移民は特に排除されてきている。

 

 元々、フランスの少子化、人口減少は世界より相当に早い時期に始まっている。そこでの政策は米国と同じで移民しかなく、米国と同じような環境にある。

 

 少子化は手厚い支援や行政サービスでは止められない。それは、フランスに於いても同じなのである。そもそも、こういう記事を書くジャーナリストはどうなのか?という事が全く書かれていない。

 

 そういう政策を実行することやそういう情報を集める前に、先ずは我が家はどうなのか?自分の家族から見ていかなければ根本的な解決は出来ない。

 

 自分が多産していないのに、引いては結婚さえしていないのに、非婚化や少子化の対策を述べることは見当違いの対策を延べやすいのである。

 

 少子化担当大臣は、少なくても多産の人間でなければ話にならないだろう。自分が出来ない事を他人に押し付ける程無責任なことはない。

 

 自分に置き換えてい見れば、二人の娘だが、本当は三人目も欲しいとは思った。もちろん、育てていけるお金が無かったというのもあるが、それ以上に、三人となると、私が二人見ないといけない事になり、手が行き届かないのではないかと思ったことが大きな理由である。

 

 その点、家の娘たちは、長女が4人と次女が3人というムスリムに負けない子どもを儲けた。私ほど子ども好きではなさそうに見えるし、子に対する愛情も私ほどはないだろう^^;

 

 もちろん、生活水準がそれを実現させるほど豊かでもない。むしろ、そういう環境でも気にせず埋めるのはバカなのか?って思ったくらいだ。

 

 しかし、今よくよく考えれば、彼女たちには絶対的な守護神である親が近くにいたのである。お金が無い時には同居したり、孫たちは我が子と同じように育てた。

 

 だから、正直言って孫という感じがしない。それくらい祖父母が子育てを誠心誠意助けて来たのである。それは一重に子どもが好きだからという事なのかもしれないが。

 

 因みに、何で四人目を作ったのかと長女に効いた時に「ジージが喜ぶと思ったから」って答えが返ってきたのには少し驚いたのである。私としては6人で充分だったのに^^;

 

 行政サービスや資金援助と言ったものは所詮お金に依るモノであり、きっと中身のない偽物である。しかし、娘たちにとって祖父母の全面的な支援は安心できるモノであったからムスリムを超える多産となったと結論付ける。

 

 常に大事なのは気持ちである。愛である。心のこもった支援でなければ本当に安心出来ないのである。私が3人目に挑めなかったのも、もしかしたらそれが欠けていたからなのかもしれない。

 

 都市では大半の家族は孤立している。タワマンに住んでいたとしても誰も助けにはならない。多くの夫婦は自分たちの身は自分たちで守るしかないと思っているだろう。

 

 だから、必然的に共働きになるし、子育てに関しての妻の負担が増えるので、良くて子どもは一人となる。この過酷な競争社会に於いて、結婚や子育てはハンディキャップとしかならない。

 

 そもそも我々人間は何のために働くのかと言えば、それは子孫を増やす為である。しかし、誰も助けてくれない社会に於いて、頼りになるのはお金だけとなり、お金を稼ぐことに終始することになっている。

 

 この状況を日本語では本末転倒と呼ぶのだが、それを平気で実現しているのが政府である以上誰も止められない。具体的なデータを取ることは出来ないが、恐らく、出生数と愛情は強い相関関係があり、子どもが減っているという事は人間から愛情が減っているという事だと思う。

 

 もちろん、人間から愛情を奪っているのはお金である。資本主義という最新の宗教である。お金を掛けて作られた空間ほど美しくはあるが温かみはないのはその為だと思う。

 

 結論としては、少子化、人類滅亡を阻止する方法はただ一つ。

 

 愛を取り戻せ!!!である。

 

 だから、お金をばら撒けばばら撒くほど少子化はさらに進んでいくという結論になる。そして、恐らく今の日本人に最も苦手なのが「愛」なのかもしれない。