「東京出たことを激しく後悔」 小池氏の少子化対策がもたらす波紋 “自治体格差”訴える声も(ENCOUNT)  

 

 

 東京都がいち早く打ち出した子育て支援。
 
 東京都の切羽詰まった状況が垣間見れる。政府は東京一極集中を打開しようと色々動いている。そのせいもあってか東京都は人口減少が僅かに起こっている。
 
 コロナ以降、東京を出る若者を増えており、東京都は危機感を抱いていると思う。何故なら、少子化問題で大騒ぎしている日本にあって、東京都の特殊出生率は5年連続低下の1.08とまもなく1を切るところまで来ている。区によっては1をきっている頃が既にある。
 
 つまり、東京都は何れ年寄り都市になるということだ。その先にあるのは、消滅都市である。東京も地方と同じ立場に立たされてるのである。
 
 そして何より、政府と地方が一体となって地方移住を個人企業を問わず進めていることにある。そういう点で首都と地方の住民獲得戦争が勃発しているのである。
 
 そして、地方には国家という強い後ろ盾があるのだ。
 
 東京は東京の事を「Tokyo Metoroporitan Government」と称して政府に対抗心を燃やしているようだ。東京もユニコーンを育てる東京コンソーシアムという組織を立ち上げ、地方から若手起業家を釣り上げようとしている。
 
 人口減少が進めば、政府のみならず地方自治体も存続が危ぶまれてくるわけで、ケツに火のついた自治体は形相を変えだしているのではないかと思う。
 
 もちろん、四面楚歌となった東京もそれは同じであり、如何に若い人たちを東京に来させるかが今後の最大の課題となるだろう。今後、東京にしか出来ない様々な甘い餌をまき散らしていく可能性がある。
 
 それに対抗するには政府が更なる本腰を入れて、異次元の少子化対策とベンチャー支援を全国に展開させるのではないかと思われる。
 
 個人的には政府や行政に色々手を出して欲しくないと思うのだが。
 
 政府の地方自治体も、少子化やベンチャー支援を本気でやるハズもなく、そういう体で自分のところに人を集めるだけから。その甘い餌に釣られる人たちが酷い目遭わなければ良いなと思う次第です。