日銀がこの円安を止めないのは大企業が潤うから(東洋経済オンライン)  

 

 

 確かに大企業が潤う事もありますが、それは一過性に過ぎないし止めない理由とはならないでしょう。

 

 もう忘れたとは思いますが、かつての円高不況の際も日限は何もしていない。円を売って円安にするという事もやっていない。

 

 要は、日限は常に何もしないのです。何故なら、それをやれば日銀の力が明確になるから。資本主義を牛耳っているのが日銀であることがバレルから・・・

 

 日本が第二次世界大戦を戦えたのは何故か?あれだけの軍備を持てたのは何故か?それは日銀が大量に円を刷ったからです。今でも刷りまくっていますが^^;

 

 それを表立ってやるのではなく陰でこっそりやるから出来るのです。要はバレなければ良いという事。それが金本位体制からいち早く抜けた日銀の凄さではないかと思います。

 

 要は、この貨幣制度の運用方法を熟知しているという事です。

 

 常に、表立って日銀は動きません。動くのは裏。動くときは、何をやっているのか分からない様に密かに動くのです。こういうのは日本の得意技ではないでしょうか?

 

 しかし、日銀は資本主義の終わりを知っていると思います。この貨幣制度が限界に来ていることも。それはデータで分かるでしょう。そして、何をやっても格差が拡大するばかりで、世の中が良くならないことも。

 

 お金を使った社会の運用に終わりが来ることは最初から分かっていたと思います。何事も始まりがあれば終わりが来るわけですから。

 

 何事も始めるのは簡単ですが終わるのは難しい。そして、今最も大事なのは、この資本主義をどうやって終わらせるのか?どういう終わらせ方をするのかではないでしょうか?

 

 これを誤れば、人類滅亡は阻止できるどころか想像以上に早まるでしょう。世界中の人が頼りにしているお金、今やお金依存は最高潮というところでしょう。

 

 その結果、世界は困窮し混乱し危うい状態に陥りつつある。そういう中で、かつてのお金の力で何でも出来た時代から、お金の力では何ともならない事態へと変わったのです。

 

 本当は、こうなる前に資本主義を終わらせておくべきだったと今頃思っているのかもしれません。資本主義を引っ張り過ぎたのは確かであり、その結果、抜き差しならない状態へと追い込まれたわけですから。

 

 もはや、ソフトランディングは望めません。後は、ハードランディングの度合いを如何に軽減できるかだと思いますが。それすらも時間と共に悪化し続けており、なす術がないところではないかと思います。

 

 ということで、日銀すらも何も出来ない状態。もちろん、裏でも何も出来ない状態。要は完全にお手上げ状態になっていると思います。

 

 そういう風に資本主義にかまけているうちに、少子化、人口減少は予想を超えて進行してしまっているわけです。それは末期がん患者に似ているわけで、後はホスピスに入れて静かに死なせるだけ。

 

 とは言え、現実世界にホスピスはないわけで。痛みにもがき苦しむ死しか残されていないのが現状かもしれません。

 

 要は、国家が国民を救う事はないという事です。そもそも救う術がないのですから、仮に救う気があったとしても出来ないということです。

 

 後は、その状況をいち早く国民が理解することだと思います。そして、政府や日銀に任せることなく、国民自らが行動して世界を変えるしか手はないという事を知ることだと思います。