「ネット弁慶」はなぜ生まれるのか? リアル世界での不遇からくる鬱憤の発露、依存で前頭葉が発達せず脳が子供のまま(夕刊フジ)  


〉ネット依存が過ぎれば、そういう能力は育た
〉ない。脳は扁桃体主体の子供の脳のまま。
〉だから、四六時中のネット依存は危険なのだ。

 実に子どもじみた結論だと思う。

 せめて、ネット依存は何故起こるのか?を追求しようよ。大学まで出て医者になったのにもったいないと思う。

〉前頭葉が健全に発達するということは、自己を
〉客観的に捉えることや感情を持つこと、的確な
〉言葉を発することができることにつながる。

 発達するから出来るのではなく、そういうことをやるから発達するのです。例えば、筋肉だってそうでしょう。

 運動するから筋肉がつく。筋肉が付くからウンドウしたくなるのではないよね。この論理矛盾に気づかないと対応を間違えますよ。

 大抵の医者は間違っているけどね(^_^;)

 自己を客観的に捉えるとか感情を持つために欠かせない事は、自分で考えて行動するという行為、すなわち自由意志なのです。

 毎度書いているように、学校教育がそれを奪う。常に先生の言うとおりに動く様にすることで。

 だから、何時まで経っても子どもなのです。まあ、かつてはアダルトチルドレンと呼ばれましたが、今ではアダルトベイビーに成り下がっているのではないでしょうか?

 くだらない他人への誹謗中傷もイジメを出来るのも大人になれないからであり、だから時間の有効な使い方を知らないのです。

 時は金なり!という言葉がありますが、時はお金で買えないのでお金以上の価値があります。

 その自分の掛け替えのない、そして二度とない貴重な時間を多人のために、それも他人を助けるのではなく攻撃するために使う事が如何に勿体ないかを知らないのです。

 それで自分の気持が少しは晴れるのでしょうが、それはまた直ぐ逆戻りすることでしょう。麻薬と同じで、それは何れ自分を廃人にするだけです。

 そして、学校ではそういうことを教えない!

 何故なら、それを教えることで先生の言うとおりにしなくなるから。飽くまで悪いことだからしちゃいけないと指導するだけです。

 そういうことをキチンと教えようとすれば時間は幾ら有っても足りない。それでは学習指導要領は守れないのです。

 つまり、マニュアル通りに教えマニュアル通りに動かせるために本当に大事なことは教えない。

 多分、教師もそれを習っていないので知らないのです。こうしてマニュアル通りに働く機械を量産するのが学校なのです。

 そこで育ったアダルトベイビー達は、自分で考えて行動する事が出来ないので、何をやりだすか分からない危険な存在になっていくのです。

 自分で考えて行動しない人間に理は通じない。何故なら、理を理解できる脳がないから。

 何かの力(大抵はお金)で命令されて動く事しか出来ないのです。そういう人たちも学校教育の被害者ではないかと思います。

 もちろん、学校教育を動かす国家の被害者であるということです。そういう被害者を一日でも早く出さないようにするべきだと思います。