>「経済成長しなければ…」まもなく日本人に訪れる残酷な未来
資本主義という宗教の信者はこういう発想になるのは仕方ない。経済成長という言葉自体も資本主義だから存在する言葉であり、パラダイムが変われば消滅する。
~主義者というものは実に近視眼で視野が狭いことの裏返しであり、逆に言えば、そうでないと「~主義」という発想は出てこない。先ずは、このことを自覚すべきではないかと思う。
人間の思想というモノは、その人間の置かれている環境を示す。そして、その思想によって言葉が紡がれ、その世界を築いていく。そして、自らが築いた世界で生きることになる。
>経済が成長しないと国力がなくなり、滅亡するのだ
という考えの裏を返せば、国家を存在させるために経済=お金があるという事なのです。そこに国民という言葉は出てこない。資本主義の信者は、このことを知らないのではないかと思います。
資本主義という考えで作られた国家という船に我々は乗っている。それは見事な船であり、例えばクイーンエリザベス号みたいな豪華絢爛な船だと思います。
しかし、それを維持するために、船底では多くの国民という名の奴隷が昼夜を問わず厳しい環境で働かされ、豪華絢爛を満喫できるのは甲板に居る一部の人たちなのです。
そして、その豪華絢爛たる船は、老朽化によって静かに沈もうとしているわけです。船底にはたくさんの穴が開き、それを塞ぐのに船底に居る人たち寝る暇も家族を作る暇もなく疲れ果てている。
当然、甲板に居る人たちにその現状は見えないのです。
ここで我々が為すべきは、この豪華絢爛たる船から降りることではないでしょうか?そして、決して豪華ではなくてもお粗末でも自分たちで船を作って新しい世界を作る為に動くことだと思います。
豪華絢爛で大きい船は大海原に出ることが出来ますが、その分、危険も多くあります。それに対して小さな木造船は、大海原には出れませんが、穏やかな岸辺でのんびりと生きることが出来るでしょう。
もちろん、それでも大きな豪華客船で大海原でチャレンジして行こうと考える人が居ても良いと思います。そういう人たちはそういう生き方で良いのです。
ただ、そういう生き方を望む人ばかりではない。日々を大切に穏やかに生きたい人も多いのではないかと思います。むしろ、それが我々人間の本来の姿ではないかと私は思うのです。
これまでに人間はたくさんの偉業を為してきました。しかし、その陰で大事な事を忘れたのは事実だと思います。そして、その忘れたことで今苦しんでいる。
人間は感情の生き物です。心で生きる地球上で最も優しい生き物だと思います。それが全てを作り全てを壊す。何故なら、人が不完全であり、失敗を通して成長する生き物だからではないでしょうか?
壊れることを恐れないでください。それは失敗が示す結果であり、次なるステップへと進むときなのです。新しい世界を作れるのは人間だけであり、その能力が人間をここまで生かしている。
我々が猿に留まらなかった理由を一度考えてみてはいかがでしょう?
そこに答えがあり、未来があると思います。

