このブログを読んでいる方ならご存じかと思いますが、私はかねてより資本主義の崩壊と国家の滅亡を予言しています。その先にある人類滅亡まで書いているので改めて書くまでもないでしょうが^^;

 

 そこで、最も気になるのが、かつて日本の経済の基盤にあった護送船団方式という経済体制であり、その船団の旗艦と言えば、世界一の自動車会社であるトヨタであると思っているのです。

 

 従って、トヨタの動きを見れば日本の今後が分かると思っている。そして、トヨタが潰れる時が日本経済が崩壊するときであり、国家体制が壊れる時ではないかと予想しているのです。

 

 世界一の自動車会社が潰れるわけないだろう?と誰もが思っているのでしょうが、かつて世界一であったGMは潰れている。それと同じことがトヨタで起こっても不思議ではないのです。

 

 トヨタの最大の弱点は、その企業規模の大きさにある。巨大戦艦は沈むないと思うのでしょうが、日本の巨大戦艦は二隻とも沈んでいることを忘れてはいけないのです。

 

 もちろん、トヨタは、大和や武蔵とは比にならないくらいの巨大企業です。そんな国家規模の企業が潰れることはないと皆が思っているでしょう。しかし、そういう思いが実は危険なのです。

 

 私がトヨタが潰れると考える根拠は、自動車市場の縮小と電気自動車の普及にあると思います。市場収縮のあおりは企業規模が大きいほど実は大きいし、その流れに逆らえないのです。

 

 小さい企業なら経営努力で対抗できますが、巨大企業でそれは無理なのです。市場を占有すればすうるほど市場に左右されるということ。そして、市場の拡大縮小は企業の力が及ばないからです。

 

 現在、トヨタを筆頭に自動車業界は半導体不足という言い訳を使って減産に迫られているのですが、半導体不足を解消する手を打たない。本当に半導体不足なら、当然に手を打つことが出来る力を持っている。

 

 少なくとも、事前に半導体不足を予期しているはずであり、それが経営能力ではないのだろうか。その辺の中小企業にその力はなくても、世界のトヨタならそれくらい見通せなければ嘘である。

 

 大量に販売するに当たり最も重要なのはサプライチェーンであり、その整備をしなければ世界を相手に商売など出来るわけがない。

 

 車が何台売れるかを予想して事業をするわけで、その為の必要な材料を事前に確保するのは当然の事ではないだろうか。本当にそれが出来ていないのなら、そのレベルの会社であり当然潰れる。

 

 しかし、トヨタレベルの会社がそういうことを怠る訳がないと思う。

 

 だとすれば、普通に減産しているという事になり、それを発表すれば経済の先行きに不安を与えることになるから半導体不足という名目で減産しているという思惑が見える。

 

 そういうことまで考えて商売するのが旗艦たる所以ではないだろうか。

 

 トヨタが給与を上げれば、自動車業界は追随する。こうした流れを見てもトヨタの役割は非常に重要だという事になるのではないか。

 

 しかし、それで問題が解決したわけではない。世界市場の縮小と電気自動車の製造は目前に迫っている。それは非常に厳しい道であり、ガソリン自動車の販売が更に減る事になる。

 

 それが意味するのは、世界のトヨタを支えてサプライチェーンの大幅なリストラである。もちろん、それはトヨタ本体の大幅なリストラがセットになる。

 

 部品点数が大幅に減る電気自動車に今のサプライチェーンは必要ない。特に大きいのがエンジン回りではないかと思う。これまでの自動車産業を支えた基盤であるエンジン部門が大リストラに遭うのだ。

 

 トヨタ本体のグループだけで確か30万人はいる。サプライチェーンを入れれば数百万人規模に大きな影響を与えることになる。これを如何にソフトランディングさせるか?

 

 それはトヨタだけの問題ではなく、日本の問題であり恐らく政府と一体となって取り組まなければいけない事だろうと思う。

 

 しかし、その答えを誰も持っていない。持っていたら、既に何がしかの動きが始まっていなければいけない。それくらい逼迫している問題なのだ。

 

 政府の得意技は「必殺・先送り」であることは言うまでもない。だけども、トヨタはそうはいかないだろう。優良企業として内部留保を20兆円も抱えているとは言え、そんなのは三年と持たないからだ。

 

 更に、本格的に事が動き出すと、周りの業界が一気に沈むことになる。

 

 給与を上げるという策はもはや焼け石に水であり、それしか出してこないところを見れば万策尽きた感がある。後は、出来る限りショックを与えない様に事を進めるだけだろうが・・・・

 

 護送船団の旗艦が沈めば一巻の終わりとなるのは必定である。

 

 この状況を救う手立てはない。それが資本主義の宿命だから。従って、答えは資本主義を捨てるしかないということ。

 

 そういう中で、ロシアが暴れだしている。そして、戦闘の陰では、資本主義を蔑ろにする策を打ち出している。それは何かと言えば、借りたものを返さないという策だ。

 

 国家が何かを借りて返さないというのは、借りたモノより国家の方が上であるという意味だ。今のところ、世界中の国家は、借りたモノは返すという資本主義の躾がなされており、資本主義が維持できている。

 

 それを反故にすることで、国家の威信を高め資本主義を打破する作戦ではないかと密かに思っている。世界の共産主義はロシア、中国、北朝鮮であり、いずれの国も自由のない貧しい国となっている。

 

 それらの国々が資本主義国より豊かで幸せな国であれば、資本主義を止めようと思う人は多いのだろう。それは逆に、人々を資本主義に縛り付けるために、みじめな共産主義国家を見せしめとして配置しているとも思えなくもない。

 

 これらの三国に依って、人々は悲惨な資本主義にしがみつくしかなく、そういう人たちを使って資本主義を盛り上げて来たと思えるのは私だけだろうか?

 

 そうやって、様々な細工を施して維持してきた資本主義が、大事にしている市場に依って自滅を始めているわけで、これを資本主義の宿命と受け止めれば良いだけのことだと私は思う。

 

 しかし、資本主義国は共産主義国への敵意に依って、その本質を有耶無耶にしているわけで、相も変わらず共産主義バッシングでスケープゴートしているわけだが、その横では確実に資本主義は壊れ始めている。

 

 企業の価値は今やどれだけ儲けられるかであり、その思いに沿った懸命な努力によって、資本主義の寿命を縮めていることに誰も気づいていないのが非常に危険な状態であると思う。

 

 日本の護送船団の旗艦として長きにわたって日本を引っ張ってきたトヨタであるが、その終わりは近づいており、今後ともその動向を具に見ていきたいと思う。

 

 改めて書くが、この世界の唯一の掟は諸行無常である。永遠に存在するモノはない。我々はそのこと常に肝に銘じるべきだと思う。