今日ふと気づいたので書いておきます。
それは何かといえば、昨今、社会を賑わせている「働き方改革」という一見、働く者の味方というイメージを持たせる政策の恐ろしい狙いに気づいたわけです。
働き方改革の詳しいことはググれば誰も分かることなので割愛します。特に副業解禁に大きな意味があり、それについては「副業解禁はいつから」というページが参考になるでしょう。
最初は残業が多い日本人の労働環境改善に動いているのかなっていう程度に考えあまり気にしていませんでした。残業がないと生きていけない身としては困ったな程度です。
だけど、副業解禁が言われだしたことに違和感を持っていました。これまで、副業したらクビとなっていたモノを何故解禁するの?副業で疲れたら本業のパフォーマンスが落ちて会社に不利益じゃないか。
何で、そんなリスクを企業は負うのかなって思っていたわけです。自社の利益しか考えない企業が政府のいう事を聞くのには違和感があるわけです。
更に違和感を深めるのが、マスコミの副業奨励報道です。「人生百年時代に向けて副業しましょう」ってキャンペーンを打っている。今やマスコミは政府広報と化しているわけで、政府の力の入れようが垣間見れるわけです。
企業は今後相当なリストラをしなくてはいけない。特に大企業と呼ばれる企業ほど、事務部門を縮小することになるでしょう。AI化というか効率化の流れであり、経営環境が厳しくなれば当然のことだと思います。
そうした人たちを受け入れる場所はありません。中小企業は人では欲しいけど賃金を大企業並みに払うことは出来ないから。そうなると、リストラをスムーズに進めるためには、従業員の副業を許し自立できる道を取っておく必要があるわけです。
ここまでは何となく分かるのですが、何故、そこに政府が関与するかが今一でした。しかし、人生100年時代に向けた副業促進の記事にコメントしている中で、副業をいずれ本業にさせ死ぬまで働かせる気であることに気づいたわけです。
まあ、学校で改造された労働機械にとっては嬉しいことかもしれませんが、そうやって労働に縛り付けることによって、社会を良くすることが疎かになるわけです。
50歳くらいになると、社会の問題点は見えるようになる。従って、放っておくとそれを何とかしようとする者が現れかねないのです。コメントでは、そういう人たちこそ、この社会を変える原動力になるべきだと記したのですが、恐らくそう思う人は少ないでしょう。
日本人の多くは、学校で自分さえ良ければという事を徹底的に叩き込まれます。だから、自分だけが勉強し良い点を取って良い大学に進み、良い会社に入って楽するんだ。みたいな思いに駆られる。
それが、今日の過酷な競争社会を作る要素となっているわけです。そして、その競争社会で楽になるどころかボロボロになっているのが現状だろうと思います。
そうなると普通は、「何でこうなるの?」って思うはずなのですが、大抵は自分の能力が足りないとか、努力が足りないとか自分を責めるわけです。
それが、自分さえ良ければという発想を植え付ける最大のメリットなのです。仮にどんなにボロボロになろうとも自分が悪いと思うと政府への風当たりは弱まります。
しかし、流石にここまで酷くなると政府への風当たりが強くなっていくわけです。その最大の勢力となるのが50代以上の社会問題が分かる層なのです。
だから、彼らには黙っていて欲しい。これまでと同じようにビジネスに没頭し続けて欲しい。そして、何もしないまま死んで欲しい。という思いがあるのです。
女性活躍という言葉を言い出したのも似たようなものです。
つまり、国家の敵は外国ではなく自国民ということ。国家を安泰に保つためには、国民は終生国民(=国家の働く奴隷)であって欲しいと思っているわけです。
私が「学校で勉強するとバカになる」という本で言いたかった一つでもあります。
仕事バカにならないで欲しい・・・
社会を変える力を持つ人たちが仕事バカになっては、社会は変わらないし、そうなれば人々の苦しみは無くならない。
仕事バカになって楽しいでしょうか?
仕事バカになった先に待っているのは孤独死です。家族に見放され、最後は仕えていた国家に見放され一人寂しく死んでいく。
そうならない為には仕事バカを止めるしかないのです。日本には、勉強バカに始まりスポーツバカに趣味バカと言ったバカがたくさんいます。そういう自分さえ良ければという学校の教えを守るバカが多いから、誰も救われないのです。
何か没頭することを学校は奨励します。しかし、それはバカになることを意味する。頭を没しては人間としての真価は発揮できません。
その結果が、我々が置かれている社会です。イジメに虐待に自殺に無差別テロに、家庭崩壊、格差拡大、うつ病にガンに痴呆、そして最期は孤独死という21世紀と呼ぶには余りにも悲惨な状況ではないでしょうか?
こういう結果を見てバカだと思わないようではいけないと思います。
