AIの発展によって人間が仕事を奪われるという危機を煽る記事が目立つようになってきました。恐らく政府からそういうお達しが出ているのでしょう。

 

 もっと勉強しないと生きていけないという脅しですね^^;

 

 その裏では大学の無償化という大胆な策を打ち出しています。そういう記事に煽られた人を受け入れるためでしょう。

 

 タダより怖いモノはない

 

 この言葉は日本人なら知っていると思いますが、まさにその通りなのですね。何故、仕事がなくなるのに大学へ行かなければならないのでしょう?

 

 博士になりたいのなら大学に行く意味もあるでしょうが。日本では働くための肩書を得る為にみんな大学に行っていたのです。従って、本来一番勉強するべき大学で大抵の人は一番勉強をしないということになっていた。

 

 それは、専門学校とは異なり、大学では殆ど実務を教えないから勉強しても意味がないのです。あるとすれば、士業を目指す人くらいでしょうか。

 

 仕事がなくなるという事は、大学に行く必要がなくなるということであり、そうなれば高校に行く必要もなくなる。そして遂には、義務教育だって行く必要はなくなるのです。

 

 今や全部タダですが^^;

 

 タダとは必要のないモノということ。非常に分かりやすいですね。

 

 働かなければ生きていけない社会。これがあることによって教育システムはつくられたということです。これで本に書いていた「学校は労働機械製造工場」という意味が分かるのではないでしょうか?

 

 では、学校にいかなければどうするのか?

 

 学校が無くなることで不安を抱く人が多いと思います。大抵は、自分がしっかりしたのは学校が有ったからと信じているわけで、それは、資本主義という宗教の教会である学校による教えを信じ込んでいる証なのです。

 

 資本主義は学業信仰によってつくられると言っても過言ではないでしょう。これまでのように働かなくては生きていけない社会において、人は労働機械になるしかなかったから。

 

 しかし、皮肉にもその資本主義がそれを壊しているのです。お金儲けをするために売り上げアップを目指しコストダウンを図った先にAIが出来、人間は仕事を無くす。

 

 まあ、機械は寝ないし文句も言わし、結婚も子育ても無いので最も働くことに適したものであると思います。

 

 もちろん、機械に給与は要りません^^;僅かな電気を与えていれば壊れるまで働くので。

 

 そうなれば、物価は殆どゼロになるでしょう。お金が要らなくなるのです。機械を作るのは人間ですが、それだって機械化できるわけです。

 

 働かない人間は何をするの?と質問が来そうですが、そんなこと聞かないで欲しいと思うのです。やりたいことをやればいい。

 

 人間は本来その為に生まれてきているのです。機械のように誰かの命令で動くではなく、自分で考えて生きるのが人間であり、それが出来る能力を持っているのです。

 

 長い間忘れていたので思い出せばいいだけです。人間にはその力があるのですから・・・

 

 学校教育が終わることは、人間が機械にならなくて良いということです。機械という言い方は適切ではないかもしれません。端的に言えば奴隷です。

 

 この令和の時代は、人類が本当に奴隷解放を果たす時代だと私は思います。自分で考えて生きていく。このことが自立という事です。

 

 ようやく大人の階段を昇る時代になったという事です。でも、それはこれまでと違って世界が反転することです。反転するということ、語弊があるのですが、これまでは「アベコベ社会」であり、本当の人間の世界ではなかったという事。

 

 それが、いよいよ元に戻るという事です。だから、心穏やかに自分を見つめ直し、どう生きていくのかを考えていけば良いのです。

 

 考えるとは、選ぶことではありません。新しく想像することです。慣れるまでは大変だと思いますが、慣れるととても楽しいモノです。

 

 人生を楽しめるのが大人だと思います。そういう大人を目指してい行ける時代になると思います。