恐らく、平成という時代は夢が消えていった時代だと思います。そして、今や夢を見る人は少なくなった。
夢見る事がバカな事だとさえ言われるようになったのではないかと思います。学校教育の問題は山のようにありますが、人から夢を奪うのが最大の問題かもしれません。
「いや、そんなことはない!学校は夢を与える所だ。だって、学校で夢を持つことが出来た」という人が多いのかもしれません。
しかし、それは本当の夢では無いのです。
それに気づかされたのは、2014年にノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんの母親が、インタビューに答えた言葉からです。
翼を与えてはいけない!
それは翼を奪うことになるから。
学校教育は翼を与えることをやる場所です。しかし、それはその人が持っているのは翼を奪うことになるのです!
良かれと思ってやっているのでしょうが、それは絶対にやっちゃいけないのです。
人は、自分の翼が生えるまで待たなくてはいけないのです!しかし、それがいつになるかが自分すら分からない。
これを急かしているのが学校教育だと思います。
そして、人は与えられた翼で苦しむことになるのです。
時には、大きな翼を与えられ余りにも高く飛びすぎて酸欠状態になり苦しむ。あるいは、逆に小さい翼で飛ぶことさえ出来ないかもしれない。
大事なのは、自分が行きたい所まで飛んでいける自分に適した翼を得ることではないでしょうか?
それを持てないと、生きていくのが辛く苦しいものになる。学校教育で持たされた翼で人が苦しむようになったのが今日だと思います。
学校教育が高度になればなるほど、人は苦しむことになるのです。