何でもかんでも学校のせいにするな!!!って言われそうですが^^;

 

 でもね、全ての人が通う学校がこの社会を作っているわけで、この社会で起こる全ての問題は学校にあると考えるべきなのです。

 

 私は常々、今の社会に一番欠けているのはビジョンであると思うわけです。多くの人たちは、この社会で生き延びようとすることだけを必死に考えている。

 

 今日ヤフーニュースに出ていたのですが、平成の30年間で最も失われたのはビジョンらしいのです。ビジョンとは将来展望のことで分かりやすく言えば「夢」と言えるでしょう。

 

 そして、それと同時に少子化が加速しているのです。

 

 夢を見るのは恐らく人間だけでしょう。人間は夢によって発展してきたのではないかと思います。しかし、平成に入って「夢」が消えたわけです。「夢」が見れなくなった。

 

 人間だけの特典である「夢」が見れなくなったという事は、人間ではなくなったという事だと思うのです。本を読んだ人なら分かると思いますが、学校は労働機械製造工場であり、そこを出た人間は、働く機械となってしまうのです。

 

 当然、機械は夢など見ない。そして、当然、機械は、恋も結婚も子作りもしない。

 

 私たちの時代から始まった受験戦争がもたらしたのは学校教育の強化であったと思います。ゆとりとかさとりとか言われますが、それでも学校教育は高度に進化し続けている。

 

 かつては、学校教育に反発しツッパリや不良というモノがたくさん出ましたが、高度に進化した学校教育は、それを上手く抑え込んだのだと思います。

 

 その結果、学校に対する抵抗ではなく、子どもたち同士が傷つけあう方向へと向かっていったのでしょう。学校に反抗できなくなったのです。

 

 それに呼応するかの如くに起こったのが、少子化と夢の消滅なのです。強力な学校教育が、人間を働く機械に変えた結果だと私は思います。

 

 夢を持てない人間は、現状に甘んじるしかありません。それは、とても苦しいことだと思います。だって、明るい未来などないのですから。

 

 私たち人間の凄いところが、夢を持ちそれに向かって頑張れるところです。しかしながら、昨今では、スポーツだったり将棋だったりと様々な競技で他人に勝つために頑張ることが夢となっています。

 

 そんな夢で、幸せになんかなれるはずはないのです。そういうことをさせるのも学校教育であり、勉強で自分だけが結果を出せれば良いという学校社会が基盤となっているのです。

 

 そして、勉強やスポーツが出来なければ、社会的弱者となる。物凄くおかしな社会なのです。

 

 別にスポーツが出来ようが将棋が出来ようが、そんなものは社会にとって何の役にも立たない。誰も幸せにはしない。そういうモノに人生を賭けるほど人間はバカになっているのです。

 

 人は弱い生き物であり、一人では生きていけない生き物です。そこがまた他の動物とは決定的に異なる弱点です。だからこそ、社会を作ってみんなで力を合わせてこれまで生きてきたのです。

 

 ところが、今やそれを忘れてしまっている。まあ、お金さえあれば一人でも生きていけるからそうなるのでしょうが^^;

 

 しかし、今やご飯を炊ける人は減り、火を起せる人は皆無でしょう。食べ物は買って済ませる。買うためには、他人を負かせれば良いという誠におかしな世界です。

 

 だけども、それが当たり前になっているので誰も気づかない。そういう社会で快適に暮らしているのなら、気づかなくても良いのですが、快適とは程遠く、息苦しいと感じているわけです。

 

 息苦しい社会なら変えればいい!

 

 私たち人間の凄さは、全てを変えられることにあるのです。まあ、学校で勉強してバカになっているので、社会は自然と同じで変えられないと思っている人が多いのですが・・・

 

 そういう人を減らすために、学校教育は止めなければならない。

 

 こどもたちには、こんな苦しい思いをさせたくないのではないでしょうか?

 

 だから、必死に勉強させているのだと思いますが、それは逆効果なのです。だって、この競争社会を維持させてしまうから。大事なのは、この過酷な競争社会を壊すことです。

 

 競争社会を作っているのは資本主義でありお金であります。しかし、それだけでは、こういう社会は出来ません。政府が発行する紙切れを神様だと信じ込ませる教育がなければ、こういう社会にはならないのです。

 

 つまり、学校教育が諸悪の根源という事です。これさえ壊せれば、資本主義は消えていくでしょう。それと共に競争社会も消える。

 

 その時に必要なのは、新しい主義なのです。私は「思いやり社会」が人間らしい世界の基盤だと考えていますが・・・